2018-11

戦法

振り飛車をめぐる戦法の変遷(1976年~1981年:居飛車穴熊登場以降)

近代将棋1982年7月号、小林勝さんの「棋界パトロール 振り飛車をめぐる戦法の変遷」より。 居飛車穴熊登場  せっかくの位取りも相手にクマられてはあまり効果がないと判断した居飛車陣営。ついに、目には目をの居飛車穴熊をひっさげての挑戦となる。...
戦法

振り飛車をめぐる戦法の変遷(1957年~1975年:居飛車穴熊登場以前)

近代将棋1982年7月号、小林勝さんの「棋界パトロール 振り飛車をめぐる戦法の変遷」より。  現在、棋界はアマプロを問わず「居飛車穴熊』なる戦法が大きく幅を効かせている。その隆盛ぶりは、居飛車対居飛車における『矢倉』戦法と並んで、居飛車対振...
奨励会

奨励会で3番目に強いと言われていた先崎学3級(当時)

近代将棋1982年7月号、片山良三さんの「駒と青春 新星ひとつ」より。  奨励会員との練習対局にも気さくに応じ、情報にも詳しい某四段に言わせると、今奨励会(関東)で一番強いのが達、森下の両三段で、その次はなんとこれから紹介する先崎3級なんだ...
詰将棋

「死と乙女」と名付けられた詰将棋

近代将棋1982年6月号、福永望さんの初心者のための詰将棋入門「名作『死と乙女』鑑賞」より。 芸術としての諸将棋  今回は、芸術的香り高い詰将棋を紹介したいと思います。  詰将棋は、解く人にとっては、実戦の終盤に強くなるための一手段であり、...
観戦記

「塚田君、怖いんですよ。小さいころの話をすると……」

近代将棋1983年2月号、金井厚さんの第6回若獅子戦1回戦〔武市三郎四段-塚田泰明四段〕観戦記「武市がいたんじゃ俺は名人になれない」より。  3階の事務室は閑散としていた。時刻は12時40分。ちょうどお昼どきである。手合課の小倉主任だけがひ...