2019-07

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S少年「席料は頂いてますから、これは結構です」

将棋世界1988年3月号、読者の投稿欄「声の団地」より。  S将棋九段に初めて会ったのは、昭和26年か7年であったと思う。  その頃、渋谷・道玄坂の裏小路のなかに高柳敏夫八段主催の将棋会所があった。まだ焼跡の闇市が栄えていた時代で、木造2階...
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「もし名人になれたら、腕一本と言わず、一年もし名人を許してくれるなら命もいらぬ」

将棋世界1988年3月号、福本和生さんの「検証・素顔の棋士達 故・芹沢博文九段の巻」より。 「少年は夢を見ていた。”鶴”の舞う夢を見ていた。幼き頃、少年は鶴になりたいと思っていた。少年はそのあと盲目になった。鶴の姿だけが脳裡に残った。鮮明に...
将棋関連書籍Amazon売上TOP10

将棋関連書籍amazonベストセラーTOP30(2019年7月20日)

amazonでの将棋関連書籍ベストセラーTOP30。
インタビュー・対談

米長邦雄九段「プロとアマの差が大きい程プロの収入が少なくなるんですよ」

将棋世界1987年1月号、「新春ビッグ対談 中原、米長 大いに語る」より。 司会 将棋ファンが注目している、ということについてなんですが、どうなんでしょう、将棋とか囲碁は、スポーツ、例えば野球のように一億総評論家的な部分がありませんよね。将...
自戦記

矢倉を好きになれるかなれないかのリトマス試験紙のような自戦記

将棋世界1975年2月号、米長邦雄八段(当時)の棋聖戦自戦記〔対 中原誠名人〕「棋聖位挑戦権を賭けて」より。  私は、残念ながらコーヒーの味というものがわからない。インスタントとひきたての味が区別できないのである。  日本酒も同様で、特級酒...