羽生善治五段VS清水市代女流名人の席上対局と歌謡ショーもあった「第1回東京都知事杯争奪都民将棋大会」

将棋世界1988年5月号の広告より。

第1回東京都知事杯争奪 都民将棋大会と歌謡ショー

誰でも気軽に楽しめる将棋大会

日時:1988年5月3日(祝)午前9時30分受付、10時対局開始

会場:多摩教育会館(立川市錦町6-3-1)

競技方法:無差別級(希望者)A級(有段者)B級(1~3級)C級(4~6級)D級(初心者)の5クラス・総平手

会費:無差別級3,000円 A~D級2,000円(A~D級のみ高校生以下、65歳以上および女性の方は1,500円)

賞:無差別級優勝賞金3万円 準優勝2万円、その他各クラス8位まで入賞。都知事杯、都議会議長杯、アマ連会長杯、立川市長杯、都議杯多数

資格:都内外不問。どなたでも大歓迎、棋友お誘い合わせのうえどんどんご参加ください。

受付:当日会場にて

出席棋士:羽生善治五段、清水市代女流名人、長沢千和子女流二段(他、交渉中)

○アトラクション
<大会終了後>
午後6時より表彰式
渋谷守生アマ連会長他

午後6時30分より特別席上対局
羽生善治五段VS清水市代女流名人
(持ち時間ハンディキャップによる平手戦)

午後8時より歌謡ショー
長沢千和子、佐々木新一

☆なお手あきの方はプロ棋士の多面指し指導が受けられます。

<ご注意>
・お食事は各自ご負担願います(食堂有)
・駐車場はございません。

主催:日本アマチュア将棋連盟
東京都議会将棋連盟
後援:立川市、朝日新聞社
協賛:大久保碁盤店、立川王将会館、中国料理の五十番、寿司の寿楽

☆当日、別室にて第10回全国番付戦(レーティング戦、全国のトップクラス40名の激突)も行われます。

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賞金大会+席上対局+歌謡ショー(手空きの時は多面指し指導が受けられる)という構成。第何回まであったのかは調べることができていないが、11時間近く楽しめるものすごいイベントだ。

当時の日本アマチュア将棋連盟の気合いが感じられる。

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日本アマチュア将棋連盟会長だった渋谷守生さんは、当時の東京都議会議員。1999年から2001年まで、第37代東京都議会議長を務めている。

渋谷守生さんのこと、将棋ペンクラブ会報夏号予告など

この頃の東京都知事は鈴木俊一都知事だった。

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歌謡ショーの長沢千和子女流二段(当時)と佐々木新一さん。

長沢女流四段は、この当時から歌にも定評があったことがわかる。

佐々木新一さんは、「花の東京のど真ん中」で始まる歌詞の『あの娘たずねて』が1966年に大ヒットしており、アマ連が発行する『将棋ジャーナル』にもたびたび登場する愛棋家だった。

佐々木新一さんは近年もCDを発表している。

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特別席上対局、羽生善治五段-清水市代女流名人戦は、羽生五段が持ち時間20分・切れたら30秒、清水女流名人が持ち時間40分、切れたら1分のハンデがついていたが、清水女流名人が勝って、当時は話題となった。

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それにしても、歌謡ショーがある将棋大会、このカオスに昭和の熱気を感じる。

 

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