2020-01

観戦記

谷川浩司竜王(当時)「指したあと駒を押さえつける得意の『羽生手つき』が出た」

近代将棋1991年4月号、谷川浩司竜王(当時)の第16期棋王戦五番勝負第1局〔南芳一棋王-羽生善治前竜王〕「南、羽生戦をみる」より。  重苦しかった空模様は、新幹線が京都に着く頃、雨となった。  タクシーから京都の街を眺めながら、両対局者の...
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大山康晴十五世名人「次に何があるんかね。110番(警察)117番(時報)119番(救急)と目標をつくってきたが」

将棋世界1991年4月号、井口昭夫さんの「名人の譜 大山康晴」より。  優勝回数が119回になったとき、大山は「次に何があるんかね。110番(警察)117番(時報)119番(救急)と目標をつくってきたが」とつぶやいた。  その大山が次に目標...
自戦記

羽生善治前竜王(当時)「その場所にいたメンバーはみんな穴熊をやったことのある前科持ち?だったような気がするのですが、気のせいでしょうか」

将棋世界1991年4月号、羽生善治前竜王(当時)の連載自戦記〔第24回早指し戦 対 大山康晴十五世名人〕「20秒の危機」より。  今回は早指し戦、大山十五世名人との将棋を見ていただきます。早指し戦は40手目までは持ち時間各10分、それからは...
将棋関連書籍Amazon売上TOP10

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米長邦雄少年「では師匠にお聞きしますが、高校へ行かなければ、将棋が本当に強くなるのでしょうか?」

将棋世界1991年4月号、米長邦雄王将(当時)の「我が師の恩」より。  私が内弟子をしていた頃、一番上の兄貴が、時々遊びに来ては、「お前は勉強しろよ」と学校の成績が落ちていないかをいつも心配するのだった。母親のかわりに見に来ていたらしい。普...