2020-01

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米長邦雄王将(当時)「芹沢さんから聞いた話だが、口のきき方の悪い芹沢さんに対して、師匠はナイフを投げつけたことがあった」

将棋世界1991年4月号、米長邦雄王将(当時)の「我が師の恩」より。  内弟子生活3年間、この間のことは、詳しく書くことはできない。  かつて先輩の芹沢博文九段と話をした時に、「お前とは将棋の話、酒の話、ギャンブルの話、女の話、人生諸々、あ...
棋士のエピソード

「村山聖五段が車の免許を取るらしい」

近代将棋1990年1月号、池崎和記さんの「福島村日記」より。 某月某日 「村山五段が車の免許を取るらしい」というウワサを耳にした。ムラヤマとクルマ。組合わせに違和感がありすぎてホンマかいなと思う。本人に確かめたら「田舎に帰ったとき車がないと...
自戦記

羽生善治前竜王(当時)「あれ、佐藤君が珍しいな」

将棋世界1991年2月号、羽生善治前竜王(当時)の連載自戦記〔第12回勝ち抜き戦 対 佐藤康光五段〕「鮮やかな寄せ」より。  今月は勝ち抜き戦、佐藤康光五段との一戦を見て頂きたいと思います。  佐藤五段は夏の王位戦で谷川王位とフルセットの死...
講座

「将棋は一手負けだろうと、大差負けだろうと、王様を素抜かれようと、すべて負け、つまり相手に負けるということは、ひょっとしたらオレはこいつより劣っているのではないだろうか。頭の片隅に疑念が浮かび、あなたのプライドが即座にそれを否定しにかかりますが……」

なかなか攻撃的な講座。 近代将棋1991年1月号、小野修一七段(当時)の「仕掛けのタイミング」より。  さてさっそくですが、あなたが世の中で一番口惜しいことは何でしょう。人によって千差万別、もしサラリーマンなら上役に威張られるとか、同僚に出...
随筆

堺屋太一さんの将棋エッセイ

将棋世界1991年2月号、堺屋太一さんの随筆「『好き』に燃えるとは」より。  知り合いの出版社から、一冊の本が送られて来たのは秋の終わりだった。「悪役(ザ・ヒール)」(実行之日本社刊)という変わったタイトルと美貌の著者の写真に釣られて読み出...