心に残る思い出の将棋

1986年の将棋年鑑の棋士名鑑から。

「心に残る思い出の将棋」という質問に対する、十五世名人、十六世名人、十七世名人の回答。

中原誠名人…昭和47年の名人位獲得の一局

これは1972年の名人戦第7局、大山-中原戦のこと。

2勝3敗と追い込まれた中原挑戦者は、第6局、第7局と振飛車を連採し名人位を獲得した。

第7局は、大山名人の▲4六金戦法に対し、中原挑戦者のツノ銀中飛車。

中原誠十六世名人の「最も印象に残るタイトル戦」(7)

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谷川浩司棋王…昭和58年名人戦第6局 加藤一二三戦

1983年名人戦第6局、加藤一二三名人-谷川浩司八段戦のこと。谷川新名人誕生の一局となった。

やはり、初めての名人獲得のインパクトは、後のどのような名局よりも思い出深いものになるのだろう。

江國滋さんの観戦記(1)

江國滋さんの観戦記(2)

江國滋さんの観戦記(3)

江國滋さんの観戦記(4)

江國滋さんの観戦記(5)

江國滋さんの観戦記(最終回)

 

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大山康晴十五世名人…昭和27年 木村名人との名人戦第1局

大山十五世名人も、やはり初めて名人を獲得した時の名人戦をあげているが、不思議なのは第1局ということ。

なおかつ、4勝1敗だった大山挑戦者の唯一の敗局が第1局。

どのようなことが背景にあったのかはわからないが、興味の湧くところでもある。