将棋ペンクラブ交流会の一日(後編)

16:10

バトルロイヤル風間さんが来場。

バトルさんは神保町で行われている「寄席描き展」に絵を五点出展していて、この日が最終日だったが、交流会へ駆けつけて頂けた。

16:15

twitter将棋女子のHRさんが初参加。

HRさんは、御徒町将棋センターへ一人で通うこともあるほど指し将棋にも熱心で、特に木村一基八段のファン。

16:17

懇親会が始まる。(この頃になると、人の行き来が激しくなり、それに伴い時系列的なことはあやふや)

16:20

私が座った席は受付の近辺で、左に後藤元気さん、前に中野隆義さん、右にTomomiさん、という場所。

16:21

学生時代からチェスをやっていたTomomiさんは、1990年代半ばから朝霞チェスサークルに参加しており、朝霞チェスクラブのホームページの管理も行っている。

朝霞チェスサークルはジャック・ピノーさんが立ち上げ、森内俊之名人、羽生善治二冠も通っていたところ。

1990年代半ば、将棋界のことにあまり詳しくなかったTomomiさんは、朝霞チェスサークルの飲み会などで「森内さん、この空いたお皿、お店の人に持っていってもらうよう頼んで」などと平気で指示していたという。

それに対して森内八段(当時)は、明るく「あ、はい」。

私が仕事の関連でTomomiさんに初めてお会いしたのが1996年。

Tomomiさんはほぼ羽生世代で、その当時、既に結婚していた。顔立ちがダイアナ妃に似ていると言われていた。

Tomomiさんは、近代将棋1997年12月号の「将棋ネット座談会」に写真入りで登場している。

16:25

窪田義行六段が来場。

万雷の拍手。

16:26

「J:COM杯~3月のライオン~子ども将棋大会」の審判長で会館に来ていた渡辺明竜王が会場に立ち寄る。

賞品としての扇子を届けに来て頂いたようだ。

すぐに別の場所に移動しなければならないということだったが、会員の方からの「明日のダービーの予想は何ですか?」の質問に、自らの予想を一分間ほど熱く語る竜王。

千両役者のようだった。

16:29

窪田義行六段の挨拶が再開される。

会場は盛り上がる。

16:35

そういえば湯川恵子さんから、Tomomiさんが2009年のラミィキューブ日本選手権本戦で優勝して世界選手権(3年に1回の大会)へ出場したと、最近聞いた記憶がある。

ゴルゴ13「ジョーカーを砕く」では、ゴルゴ13が第1回ラミィキューブ世界選手権会場に銃弾を撃ち込んでいるほどだ。

しかし、Tomomiさんとの実際の会話にはそのような話題は皆無。

ついつい世間話になってしまう。

17:00

バトルロイヤル風間さんが似顔絵を描き始める。

一番最初は、会員の方の可愛いお嬢さん。

まだ3歳か4歳だと思うのだが、描かれたそっくりな似顔絵を見て、不思議そうな不服そうな顔をしていたのが可笑しかった。

17:15

来場しているtwitter将棋女子の方々に、バトルさんの似顔絵への誘導をする。

これが私の幹事としての、今日の最も重要な業務だ。

バトルさんの似顔絵を楽しみにしている女性は多い。

似顔絵が描かれている最中の様子を見るのが個人的に大好きだ。

17:30

今年は、自分の似顔絵にファンの棋士の似顔絵も加えて描いてほしいというリクエストもあって、なかなか面白い。

18:00

後藤さんと話をしたり、Tomomiさんと話したりしながら、似顔絵を見に行ったり。

Tomomiさんはtwitterのアイコンにバトルさんに10年前に描かれた似顔絵を使っている。

「10年ぶりに描いてもらおうかな」

10年前の似顔絵をアイコンにしているなんて「考えられない」と言おうとしたが、私自身がFacebook(休眠中)のアイコンに10年前の写真を使っていることを思い出し、何も言えなくなった。

18:15

Tomomiさんはバトルさんに似顔絵を描いてもらった。

素晴らしい似顔絵となった→似顔絵

18:30

将棋を指し始めている人達も数組いる。

将棋の持つエネルギーは凄い。

18:50

この辺になると、1時間が15分くらいの短さに感じられる心地良い酔いになっている。

19:00

オペラ歌手の宮本聡之さんが歌う。有名な「三樽チア」など。

19:20

木村晋介会長が爆笑都々逸をやって締め。

19:30

会員の皆さんにお手伝いいただき後片付け開始。

19:40

交流会は散会。

二次会以降はそれぞれ。

twitter将棋女子の方たちは、直江雨続さん(直江雨続の嵐を呼ぶブログ、おさまこさん(日本将棋連盟ツイッター支部)、たいがーさん(「玲瓏」羽生善治データベース)などとともに、twitter将棋クラスタオフへ。

遅くまで飲む予定のHさんなどと、三次会以降の再会を約束していったん別れる。

20:00

二次会本隊は「みろく庵」へ。約30名。

女性からは、森信雄七段ファンのTさんが参加。

Tさんは、結果的に、昼も夜も「みろく庵」ということになる。

20:10

名物のそばそば(蕎麦焼酎の蕎麦湯割り)が美味しい。

21:00

今月中旬発売のNHK将棋講座テキストに載る後藤元気さんの観戦記(の手直し前のバージョン)をスマートフォンで見せていただく。

とても泣ける観戦記で、読みながら少し涙が出てきた。

21:30

二次会散会。

21:35

三次会。

アカシヤ書店の星野さん、バトルロイヤル風間さん、後藤元気さん、Tさん、会員の方と、新宿の「あり」へ向かう。

22:00

「あり」には私たちだけ。

先程読んで私が泣いた後藤元気さんの観戦記をTさんに読んでもらう。

Tさんは面白くて笑ったという感想。

人によって感じ方が異なる新趣向の観戦記、今月中旬発売のNHK将棋講座テキストからは目が離せない。

22:20

星野さんがカラオケを歌いはじめる。

星野さんの定番の持ち歌は「大阪で生まれた女」、「悲しい色やねん」など。

江戸っ子の星野さんだが、学生時代、大阪の女性には特別な想いがあったという。

バトルさんのカラオケは初めて聞く。

声量、パンチ力とも抜群。

私は、自分が歌う曲の曲選びに夢中で自分のワールドに入っていたかもしれない。

「雪月花」、「Michelle」、「愛は風まかせ」など。

クールな美人女優風のTさんは、男性の曲を格好良く歌っていた。

23:00

後藤元気さんの奥様が到着。

後藤元気さんの奥様は、昭和のアイドル系の雰囲気。

聞いてみると、後藤元気さんも奥様もB型という。

0:00

楽しく時は過ぎていく。

店にあったバトルさんの著書「ヨンスポ」を読もうということになる。

「ヨンスポ」は、サンケイスポーツ東北版に、2001年3月から2003年2月に掲載されたスポーツを中心とした4コマ漫画集。

後藤元気さんの奥様は、読みながら、「これがおもしろーい!」と私たちに見せる。

「ヨンスポ」は私も読んだことがあるが、久しぶりに見ると、あらためて笑えてしまう。

作者を前に作品を評論できるのは、この上なく贅沢で面白いことだと感じた。

2:00

三次会散会。

2:15

四次会。

バトルロイヤル風間さん、Tさん、会員の方とで、新宿二丁目のタイ国居酒屋「バーン・キラオ」へ。

2:45

Hさん、Aさんなど、twitter将棋クラスタオフに参加したいた方々と合流。

ものすごい時間帯の合流。

4:30

楽しく四次会が終了。

散会。

4:40

バトルロイヤル風間さん、Tさんと、コーヒーを飲んで帰ろうということになる。

夜は明けている。

5月の下旬とはいえ、青葉の季節。

学生時代に戻ったような気分になった。

歌舞伎町のサイゼリアに入ろうとしたが、ラストオーダーが5:00なので断念。

もう少し先に行った所にあるマクドナルドへ入る。

バトルさんとTさんはコーヒー。私もコーヒーにしようと思ったが、ソフトクリームを頼むことにした。

朝から食べるソフトクリームには背徳感があって、なかなか微妙だった。

5:15

散会。

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交流会に参加いただいた皆様、ありがとうございました。

       

バトルロイヤル風間さんのブログ記事→将棋ペンクラブ関東交流会で似顔絵を描く。そして朝。