森信雄六段(当時)「なんかサギみたいやなあ」

将棋マガジン1994年6月号、鹿野圭生女流初段(当時)の「タマの目」より。

アマプロ戦

 先日、NECのC&Cプラザで行われたアマプロ戦は、ベスト4に残ったのが、村山七段、久保四段、窪田四段、増田三段であった。この四人の賞金トータルが90万円。内、森信雄六段門下が60万円を掌中にした。この企画をした理事の森六段、最後に賞金を渡す際、

森「なんかサギみたいやなあ」

(大爆笑)

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村山聖七段(当時)や増田裕司三段(当時)に賞金を手渡す、当時の日本将棋連盟理事の森信雄六段(当時)。

「なんかサギみたいやなあ」

森信雄六段の弟子への思いと嬉しさと照れが凝縮された台詞。

森信雄七段らしさに満ち溢れた言葉だと思う。