将棋マガジン1992年1月号、駒野茂さんの「編集後記」より。
自宅から歩いて10秒程のところに丸山四段の住むマンションがあります。
これだけ近いと、日常生活中いろいろなところで顔を合わせます。
コンビニエンスストア、定食屋、ショッピング街など。いつだったか、銭湯でバッタリ、の時は、本当に驚きました。
先日も、意外な時間に。
新年号製作のため、連日残業の毎日。その日は午前0時30分ぐらいでした。自転車に乗った丸ちゃん(丸山四段の愛称)がスウ~と。「どこに行くの?」と私。「えっ、コンビニエンスストアに買い物に」と言って視界から消えたのです。
それにしてもこんな時間に何を?棋士は生活が不規則とはいえ、まさか夕食なんて?
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将棋世界1992年4月号、大野八一雄五段(当時)の「公式棋戦の動き」より。
丸山は、ハタチを超えているのに後ろの髪がピンととんでいてもおかまいなし。
又、事務所にクッキーがあると聞いてはとんできて女子職員に両手一杯にもらって喜んでいる。将棋以外はまるで子供。順な奴。
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この頃の丸山忠久四段(当時)は、丸ノ内線・新高円寺駅が最寄りの駅だった。
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コンビニでの深夜の買い物。
明朝の朝食を買いに行こうとしていた可能性が高いと思うが、あと考えられるのは、ハミガキ、トイレットペーパーなどが切れてしまって、買いに行かなければならなくなったケース。
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中学生の頃、ラジオで地元の放送局の深夜番組を聞いていたら、たまたまその時は心霊特集をやっていて、リスナーから送られた体験談が紹介されていた。
その中に、「夜、◯◯寺の前の坂を自転車で走っていると、後ろの座席に子供の幽霊が乗っていた」というのがあり、◯◯寺が通学時によく通る所だったので、大きな衝撃を受けた記憶がある。
トラウマになっているわけではないが、深夜の自転車というと、どうしてもその話を思い出してしまう。
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それはさておき、その後の話でも”自転車に乗った丸山九段”がたびたび登場する。
→石立鉄男さん「家が近所でしたからね。あちこちでよく会うんですよ。ねぇ丸ちゃん」