将棋マガジン1992年1月号、「羽生善治の次の一手&詰将棋&クイズ」より。
最近、「オーメン4」という映画を見ました。
映画はジャンルを問わないのですが、グロテスクなのは苦手なので、オカルト映画はあまり見たことがありません。その時も期待していなかったのですが、ストーリー的に大変面白いなと思いました。
早速、まだ見ていない1~3をレンタルビデオショップで探したところ、家の近くの店には全然置いてありません。
この映画、あまり人気がないようなので、ちょっと自分の感覚に疑問(?)を持ったりしました。
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オーメン1は、1976年に封切られた映画で、6月6日午前6時に誕生し、頭に「666」のアザを持つ悪魔の子ダミアンを巡る物語。 「666」は新約聖書のヨハネの黙示録において“獣の数字”とされる。
オーメン1は大ヒット。
オーメン2もヒット。
オーメン3は興行的に失敗。
オーメンは当初から3部作として予定されていたという。
そして、オーメン4は、元々はテレビドラマとして制作された作品だが、日本では劇場公開された。
そういう意味で、オーメン4は、1~3までとはかなりイメージが異なる作品になっているという評価になっている。
ネットで調べても、オーメン4は、”オーメン”ファンから酷評を受けている。
羽生二冠が1~3を見たとしても、楽しめなかったのではないだろうか。
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私は怖い映画が大好きだったので、オーメン1だけはリアルタイムで見ている。
しかし感想は、つまらなかったの一言。
上映中のほとんどの時間、寝ていた。
オカルト映画なのに理屈が多すぎるのが、個人的に気に入らなかった理由だ。
翌年に公開された大ヒットした「サスペリア」は、オーメンとは正反対の理屈抜きの作品。
私の中では非常に評価が高い。
怖い映画は、理屈など無視して、ジェットコースター的に楽しませてくれればいい。
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オーメン4を私は見ていないが、オーメン1~3と傾向が違うわけで、贔屓の引き倒しではないが、羽生二冠の感覚は正しかったのだと思う。
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