1990年版「棋士個性派番付」(後編)

昨日に続き、将棋マガジン1991年2月号の「コマゴマ掲示板」に投稿された、名古屋の経営コンサルタントKさん(46歳、三段)による「棋士個性派番付」。

今日は、西方の前に、年寄から。

(番付、四股名、本名、得意技)

年寄

横香車(よこぐるま)

升田幸三実力制第四代名人

年寄

大嶽手(だいがくで)

加藤治郎名誉九段

年寄

越語爺(エッチごじじ)

原田泰夫九段

年寄

北ノ不死 改メ 唐桶(からおけ)

二上達也九段

休場

勝ノ裏(かちのうら)

勝浦修九段

・少牌の為休場

西方

横綱 

貴光子(きこうし)

谷川浩司竜王

・光速寄せ

・前進

張出横綱 

大王山(だいおおやま)

大山康晴十五世名人

・受け殺し

・若手ひねり

大関 

騎士ノ華(きしのはな)

ナイトウ

内藤國雄九段

・飛び蹴り

・唄い込み

張出大関 

火の玉竜

有吉道夫九段

・頭突き

・二度泣かせ

関脇

古都光(ことひかり) おつむが…

桐山清澄九段

・まジメ

関脇

土佐坊主(とさぼうず)

森けい二九段

・はったり

・内借り

・外賭け

小結

元牛若 改メ 四十潟(しじゅうがた)

真部一男八段

・逆立ち

・年増殺し

小結

地蔵山(じぞうさん)

南芳一棋王

・もん突き

前頭

猫ヶ洞(ねこがホラ) 改メ 不動産

田中寅彦八段

・遠吠え

・爪弾き

前頭

不思議洋(ふしぎだな)

中村修七段

・受けだまし

前頭

酒ノ峰(さけのみねエ)

森安秀光九段

・千鳥足

・ヌルリ逃げ

前頭

大長手(おほながて)

淡路仁茂八段

・くいさがり

・ねばりきり

前頭

快尻(かいけつ)

神吉宏充五段

・ぶちかまし

・ゴリ押し

・シャレのめし

前頭

荒板野(あらいたの)

小林健二八段

・ブービー

・メーカー

前頭

香縅(かおどし)

神谷広志六段

・顔脅し

・若手いびり

前頭

屋敷童子(やしきわらし)

屋敷伸之棋聖

・<正体不明>

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現代版の「棋士個性派番付」、いろいろと考えてみたのだが、全然うまくいかなかった。

この番付を作ったKさんは、すごい才能だと思う。

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そういえば、私は、二上達也九段(将棋ペンクラブ名誉会長)とカラオケをご一緒させていただいたことがある。

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原田泰夫九段は、話に色気はあったが、下ネタが出ることはほとんど無かった。

唯一あったとすれば、”二枚金と棒金”だっただろうか。