将棋文化検定

10月21日(日)に、日本将棋連盟主催で「将棋文化検定」が実施される。

将棋の棋力には関係なく、将棋の文化に関する知識を幅広く問う問題が中心。

日時

平成24年10月21日(日) 午後2時30分開始予定

会場

東京:明治大学付属明治高等学校・中学校

名古屋:名古屋港湾会館

大阪:大阪商業大学

*上記3会場以外に試験会場を設定する場合あり。

検定時間

2級・4級:60分

6級:50分

9級:45分

検定料

2級:4,000円 (税込み)

4級:3,000円(税込み)

6級:1,500円 (税込み)

9級:1,000円 (税込み)

日本将棋連盟のホームページによると、森内俊之名人、羽生善治二冠、里見香奈女流四冠、上田初美女王なども受験するという。

日本将棋連盟「将棋文化検定」

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もし受けるとすれば何級が良いのかが悩みどころだ。

過去の出題実績などがないので、それぞれの級がどれくらいの難易度か分からない。

私も、

「渡辺明竜王が永世竜王を獲得した対局での二日目の昼食は?」

「泉正樹七段の愛犬の名前は?」

「バトルロイヤル風間さんの本名は?」

「血液型がB型の棋士を5名挙げよ」

「1971年、大山-升田の名人戦で升田式石田流が登場したのは第何局か。すべて挙げよ」

というような問題なら、

「滝の湯の鳥ラーメン」

「エル」

「風間雄吉」

「大山康晴十五世名人、中原誠十六世名人、田中寅彦九段、豊川孝弘七段、神吉宏充七段」

「第2局、第3局、第4局、第6局、第7局」

と即答することができるが、絶対にこのような問題は出ないだろう。

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2004年の「将棋パイナップル」では”将棋カルトQ”として、次のような問題が出されている。

(1~20は13問、21~40は7問正解で合格とのこと)

1・「将棋の日」は何月何日?

2・森内竜王の師匠は?

3・女流棋士会の現会長と言えば誰?

4・現在までの最長手数、橋本孝治さん作の1525手詰のタイトルは何?

5・将棋盤の隅で詰ますのは雪隠詰め。では将棋盤の中央で詰ますのは何と言う?

6・女流名人を通算5期保持すると何と呼ばれる?

7・「羽生の頭脳」、全部で何巻?

8・「トリビアの泉」でも取り上げられた「大局将棋」、駒の枚数は全部で何枚?

9・名人戦七番勝負、持ち時間は何時間?

10・「陣屋事件」で有名な「陣屋」、何県にある?

11・高校選手権で優勝経験のある(男性)プロ棋士は誰?

12・奨励会6級で入会して45連勝したら、そのときの段級位は?

13・平手戦、初手と2手目の組み合わせは全部で何通り?

14・七段から勝数規定で八段に昇段にするには何勝必要?

15・「スイス式」の大会でよく使われる「ソルコフ」って何?

16・「高野山の決戦」の対局者は誰と誰?

17・アマ名人戦で県代表20回の記録を持っているのは誰?

18・「六寸盤」の六寸とは約何センチ?

19・伊藤流で駒を並べるとき、左香を置くのは何番目?

20・「底歩を見て魚釣りに行った」と言われる人は誰?

21・加藤一二三九段が中原誠名人から名人位を奪取した時の最後の一手は?

22・棋士番号100番は誰?

23・神谷広志五段(当時)の29連勝目を止めたのは誰?

24・「奨励会」を略さずに言うと「○○○○奨励会」。空白を埋めよ。

25・図巧第100番「寿」の詰め上りの玉位置は?

26・「みくらじまさんのしまつげのもりあげごま。しょたいはきんき」漢字に直せ。

27・観戦記者「三象子」とは誰のペンネーム?

28・公式戦で600勝すると「将棋栄誉賞」。では800勝すると?

29・これまで2回開催された「歴代アマ名人戦」の優勝者は誰と誰?

30・天野宗歩が遠見の角を打った相手は?

31・王位戦主催紙名をすべて挙げよ。

32・丸山忠久九段が中学生名人になったときの決勝の相手は?

33・日本将棋連盟の住所を書きなさい。

34・http://www.shogi.co.jp は何のサイト?

35・アマ初段~四段の免状の書き出しは「夙ニ将棋ニ丹念ニシテ・・・」。では五段免状だとこの書き出しがどう変わる?

36・女流育成会制度が出来てからの女流棋士第1号は?

37・木村義雄十四世名人の玄孫弟子(=ひ孫弟子の弟子)に当たるプロ棋士は誰と誰?

38・平成13年4月以降のNHK将棋講座講師を全員挙げてください。

39・日本将棋連盟の現在の「監事」は誰と誰?

40・初手から▲7六歩△3四歩▲6六歩。CSA形式で書くと?

私は18問しか正解できなかった。

うーむ、受けるとすれば何級を受験するか難しい。

9月末までに、考えることにしよう。

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東京の会場である明治大学付属明治高等学校・中学校のホームページを見ると、当然といえば当然だが、校舎内に入る時は上履きが必要ということだ。

面倒なことが苦手な私にとっては、上履きを用意することが、「将棋文化検定」を受験する際の最も大きな障壁になるかもしれない・・・