将棋大河ドラマ

将棋マガジン1993年2月号、バトルロイヤル風間さんの「将棋バックドロップ」より。

 NHKの大河ドラマの主人公に大山十五世名人を提案する。

 その人生は昭和史そのものであり、現代に珍しい立志伝であり、キャラクターも立っているし、晩年までドラマのある好素材であります。

  

題 「将棋太平記」

―キャスト―

大山康晴―石立鉄男柳葉敏郎

木村義雄―杉浦直樹

升田幸三―陣内孝則

塚田正夫―森本レオ

阪田三吉―勝新太郎

女房小春―中村玉緒

中原誠―三浦友和

山田道美―竹中直人

有吉道夫―香川照之

米長邦雄―鹿賀丈史

谷川浩司―東山紀之

羽生善治―阿部寛

林葉直子―林葉直子

脚本―ジェームス三木

  

 主演の石立さんの「パパと呼ばないで」等が大好きでした。将棋好きだし、風貌も似てないこともない!? ただ、山場の名人初挑戦が25歳で、若さが出るかどうか不安で、予備も考えた。

 杉浦さんは、この人で大河ドラマをと、昔から何故か考えてた。阪田三吉起用は、開始時を派手にするため。

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テレビ画面に映る、石立鉄男扮する大山康晴十五世名人、杉浦直樹扮する木村義雄十四世名人、陣内孝則扮する升田幸三実力制第四代名人。そして、それを女性と一緒に見ているバトルロイヤル風間さん。

女性「今日ヤマピー勝つの?」

バトル「教えない」

、というイラストが描かれている。

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この「将棋太平記」のような大河ドラマが実現されたら、そこそこ視聴率は行くのではないだろうか。

大山・升田を中心とした物語は、将棋を知らない人にとっても十分に面白いと思う。

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出だしは、升田少年が「名人に香車を引いて勝ったら大阪に行く」と物差しの裏に書いて家出するシーン。

師匠の木見金治郎九段や兄弟子の大野源一九段も重要なキャラクターとなってくる。

木見金治郎―小日向文世

大野源一―GACKT

GACKTが升田少年を負かし、「升田、もう田舎へ帰れ。将棋やめて百姓したほうが身のためや」 と言うなど。

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バトルさんには、現代版でも「将棋太平記」のキャスティングをしてほしいものだ。