羽生善治二冠、タイトル獲得通算新記録81期を達成

昨日の棋聖戦第3局で、羽生善治棋聖が中村太地六段に勝ち棋聖位を防衛。

大山康晴十五世名人が持つタイトル獲得通算記録(80期)を抜く、通算81期の新記録を達成した。

記者会見の模様(棋聖戦中継ブログ)

→羽生2冠が大山康晴超え!81期歴代1位(サンスポ)

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81期。最も早くこの記録にたどり着こうとしても、七冠王を11年半続けなければ追いつかない凄い記録だ。

羽生二冠の初タイトル獲得は1989年12月27日(竜王戦)。

それから23年での81期。

次の目標は100期ということになるのだろう。

平均三冠として、あと7年近く。

平均二冠として、あと10年近く。

現在のペースであれば、7~10年後には通算100期が実現されそうだ。

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タイトル獲得通算記録3位以降は次の通り。

3位 中原誠十六世名人 64期

4位 谷川浩司九段 27期

5位 米長邦雄永世棋聖 19期

6位 佐藤康光王将 13期

7位 森内俊之名人 10期

8位 渡辺明竜王 9期

タイトル戦風雲記録

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昨年の王位獲得(通算80期)の際のインタビューと同様、今回のインタビューでも、羽生二冠は、最も印象に残っているタイトル戦として、初めてタイトルを獲得した1989年度の竜王戦と語っている。

七冠獲得の1996年の王将戦というわけではなく、やはり初めて獲得したタイトル戦が思い出。

去年の羽生二冠王位獲得の時に書いたブログ記事は、今日のほうが相応しかったかもしれない。

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