将棋世界1991年5月号、森信雄五段(当時)の「創作次の一手 解答&解説」より。
宮本武蔵ゆかりの地、一乗寺のそばの詩仙堂。ある日、村山聖をモデルにして、無理矢理写真を撮りました。
帰りの門のところで、「失礼ですが、将棋の村山さんですか?」と夫婦連れの御婦人。「はあ・・・」とてれる村山聖。
将棋は知らないけど、テレビで見て知っていたというので、一度見たら覚えてしまう顔?
「変な所に行っても、すぐバレてしまうぞ」と私。
(以下略)
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京都の詩仙堂で撮った村山聖五段(当時)の写真。
森信雄七段の写真ブログ「森信雄の写真あれこれ」には、この時の写真が何枚も掲載されている。
写真の数々→「森信雄の写真あれこれ」(詩仙堂でブログ内検索したページ)
森信雄五段(当時)の目を通して見た村山聖五段そのものだ。
この写真が撮られたのは1991年2月14日。
翌日は宝ヶ池プリンスホテルで棋王戦第1局〔南芳一棋王-羽生善治前竜王〕が行われることになっており、森信雄七段のブログには、そのイベントまでの時間に撮ったと書かれている。
故・池崎和記さんの近代将棋の記事によると、対局の時の控え室は、木村義徳八段(立会人)、桐山九段(大盤解説)、淡路八段、田丸七段、森信雄五段、中田章道五段、浦野六段、村山五段、阿部五段、中尾五段、林葉女流王将、近代将棋から谷川浩司竜王、将棋世界から島七段など、超豪華な顔ぶれだったという。
写真からは、故・村山聖九段のオーラとともに、森信雄七段の思いも伝わってきそうだ。