第73期名人戦第1局対局場「ホテル椿山荘東京」

羽生善治名人に行方尚史八段が挑戦する名人戦、第1局は東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で行われる。→中継

椿山荘のある周辺は、昔から椿が自生する景勝地だったため「つばきやま」と呼ばれていた。

1878年に明治の元勲である山縣有朋が「つばきやま」を購入し「椿山荘」を建てて自分の屋敷とした。

1918年に、大阪を本拠とする藤田財閥二代目当主藤田平太郎男爵がこれを譲り受け、東京での別邸とした。

そして、1948年に藤田興業(藤田観光の前身)の所有地となり、1952年から結婚式場として営業を開始している。

ホテルは、1992年に「フォーシーズンズホテル椿山荘東京」としてオープン。

2013年からは、藤田観光とフォーシーズンズホテルの業務提携解消により、「ホテル椿山荘東京」と改称。

2008年以来、名人戦第1局は椿山荘で行われている。

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[ホテル内のレストラン]

ホテル内には多くのレストランがあり、コース料理が中心。

現在はレストランのメニューが掲載されていないので、一昨年のメニューからタイトル戦の昼食向きメニューを見てみたい。

ザ・ビストロ(洋食)

ズワイ蟹とアボカドのホールウィートサンドウィッチ

ビストロ特製クラブハウスサンドウィッチ

国産牛のハンバーガー、又はチーズバーガー「ブルー、チェダー、ゴーダ、又はブリー」

生ハムとルッコラのピザ

ビストロ特製カレー「ビーフ、チキン、シュリンプ、又は野菜」

スパゲッティ 新鮮魚介と濃厚なトマトソース

濃厚玉子のふわとろチキンオムライス 自家製マッシュルームデミグラスソースを添えて

カフェ フォレスタ

椿山ポークカレー

カツサンド

ミックスサンドウィッチ

そば処「無茶庵」

かけそば

鴨南蛮

とろろそば

天ぷらそば

せいろそば

鴨せいろ(温かいおつゆ

とろろそば

天せいろそば

岩海苔おろしそば

[椿山荘での名人戦での昼食実績]

将棋棋士の食事とおやつのデータより。一日目、二日目の順)

2014年

森内俊之名人 天丼、チキンカレー ●

羽生善治三冠 ピザマルゲリータ、ミックスピザ ◯

2013年

森内俊之名人 天丼、カレーライス ◯

羽生善治三冠 松花堂弁当、松花堂弁当 ●

2012年

森内俊之名人 ビーフカレー、松花堂弁当 ◯

羽生善治二冠 ピッツァ・マルゲリータ、うな丼 ●

2011年は公開されていない。

2010年

羽生善治名人 クラブハウスサンドイッチ、松花堂弁当 ◯

三浦弘行八段 稲庭うどん、稲庭うどん(天ぷら付き) ●

2009年

羽生善治名人 野菜とモッツァレラチーズのサンドイッチ、きのこといかのスパゲティ ◯

郷田真隆九段 親子丼(メニュー外)、天ぷらうどん ●

2008年

羽生善治名人 カレーライス、にぎり寿司 ●

森内俊之九段 チーズバーガー、カレーライス ◯

[昼食予想]

羽生善治名人は、昨年のようにピザの連採があるかどうかがポイント。

行方尚史八段は、一昨年の王位戦では、うな丼(×2)、肉うどん、昆布うどん、ビーフカレー(×2)、シーフードカレー、スーラータンメン、親子丼(×2)というメニュー選択。一日目と二日目に同じメニューであることが多いのが特徴。

予想は次の通り。

羽生善治名人

一日目 ピザマルゲリータ、

二日目 松花堂弁当

行方尚史八段

一日目 うな丼

二日目 ビーフカレー