2015-04

随筆

大山康晴十五世名人「お金というものは女房と税務署に知れると、もうお金じゃないよね内藤さん」

将棋世界1993年8月号、内藤國雄九段の連載エッセイ「棋士と寿命と大山さん」より。  深夜まで戦って敗れた日は、帰るときに履く靴がぐさぐさで、自分の靴ではないように感じられることがある。靴の中まで冷えきるような寒い夜は、とくにやりきれなく思...
将棋関連書籍Amazon売上TOP10

将棋関連書籍amazonベストセラーTOP30(4月25日)

amazonでの将棋関連書籍ベストセラーTOP30。
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「縁の下の力持ち」の引退

将棋世界1992年6月号、奥山紅樹さんの「棋士に関する12章 『引退』」より。  3月31日―。  一人の棋士が静かに棋界を去った。吉田利勝七段。八段昇段まであと6勝、59歳の誕生日を数ヶ月後に控えての引退である。  棋士(四段)になったの...
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山崎隆之四段(当時)「ウソダロ、ナンデダヨ」

将棋世界1998年10月号、山崎隆之四段(当時)の村山聖九段追悼文「心に残る人」より。 「村山先生が亡くなった」突然の知らせだった。ウソダロ、ナンデダヨ。 「ずっと体調が悪かった事は、”絶対に知られたくない”との本人の希望で知らせなかった」...
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先崎学六段(当時)「彼が死ぬと思うから俺は書くんだ」

将棋世界1998年10月号、先崎学六段(当時)の村山聖九段追悼文より。  今、僕は東北の温泉に居る。静養のためである。行く前に、三つ、誓を立てた。一、酒を飲まない。二、嫌なことを思い出さない。三、嫌なことに触れない。  そこへ、村山聖が死ん...