2016-10

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李下に冠を整さず

将棋世界2000年11月号、真部一男八段(当時)の「将棋論考」より。 変身した男  200X年、奥倉八段はC級1組に所属していた。これまで特に目立った棋歴もなく、強いて云えば無遅刻、無欠勤が自慢の並の八段だった。  序盤に工夫のある将棋だが...
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「三浦囲い」か「トーチカ」か「かまぼこ囲い」か「ミレニアム囲い」か

将棋世界2000年12月号、日浦市郎七段(当時)の「今月の眼 関東」より。  最近流行っている対振り飛車の囲いありますね。▲6六角から▲7七桂、そして▲8九玉と囲うヤツ。あれの名前、まだはっきりしていないので色々な呼び方をしているようです。...
棋士のエピソード

井上慶太八段(当時)「へ?そちらどなたはんでっか」

将棋世界2000年10月号、神吉宏充六段(当時)の「今月の眼 関西」より。  現在NHK将棋講座の講師として活躍中の井上慶太八段。アシスタントでタレントの、せがわきりさんとのコンビネーションも良く、井上ワールドは絶好調。中でも番組の冒頭で見...
観戦記

羽生善治五冠(当時)が足袋を持って来るのを忘れてしまった王座戦

将棋世界2000年12月号、青野照市九段の第48期王座戦〔羽生善治王座-藤井猛竜王〕五番勝負第3局観戦記「七冠を阻む者」より。  ガラス張りの対局室の眼下を、中国第三の河、珠江が流れている。流れの先は、下流に向かって大きく二つに分かれていて...
タイトル戦の食事

第64期王座戦第3局対局場「葉山館」

羽生善治王座に糸谷哲郎八段が挑戦する王座戦、第3局は山形県上山市の「葉山館」で行われる。→中継 葉山館は、蔵王連峰を一望する高台に静かに佇む、懐かしい居心地のよさとモダンな感性が融合された宿で、四季亭、華葉亭、翠葉亭の3つのエリアからなる。...