2017-11

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「こんな問題に10秒も20秒もかかっているようじゃダメだ。見た瞬間に、詰ませなければ」

将棋ジャーナル1983年10月号、才谷梅太郎さんの「棋界遊歩道」より。  升田元名人が陽性な印象を一般に与えるのに対し、同じ元名人でも塚田正夫先生の場合は、やや暗い感じがしないでもなかった。  しかし実際には塚田先生も、優しく明るい素朴な人...
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升田幸三実力制第四代名人「大山君や自分は修行によって落ち着いた状態を得ているけれども、将棋以外でも落ち着いているわけじゃない」

将棋世界1985年1月号、加藤一二三王位(当時)解説の「私の戦った巨匠たち」より。  加藤王位がまず選んだ将棋は、弱冠20歳で大山名人に挑戦した第19期名人戦の第1局。オールドファンなら「ああ、あの将棋か」と手を打つ対戦である。  この昭和...
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羽生善治王座(当時)「皆さんご協力お願いします(笑)」

将棋世界2004年8月号、「第22回朝日オープン将棋選手権就位式」より、羽生善治朝日オープン選手権者のスピーチ。 「プロになって19年目。後輩もたくさんできて研究も進み、今までの考え方だけではこれからは大変だと考えています。不調ではないかと...
随筆

板谷進八段(当時)「プロはな~あ…やり手ババアみたいな手を指すから、勝つの大変だろ」

将棋世界2004年6月号、写真家の弦巻勝さんの「あの日、あの時、あの棋士と」より。   最近、わが家に送られてきた本を見て考えてしまいました。「米長邦雄の本」将棋連盟編、「将棋、ヨーロッパを行く」田邊忠幸著、いずれも僕が表紙の写真を撮影して...
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せっかちな大山康晴十五世名人(後編)

昨日からの続き。 将棋世界1986年6月号、毎日新聞の加古明光記者の「中原・大山を追う 名人戦24時間レポート」より。 4月11日 8:00 ホテル2階のレストランで相次いで朝食、「また雨ですねえ」 8:52 この日もほぼ同時に入室、一日目...