豊川孝弘五段(当時)「もう15年も前の事です。あらためてビックリ」

将棋世界1998年7月号付録「全棋士出題次の一手 PART2 子供の頃の得意戦法」より、豊川孝弘五段(当時)。

●ヒント●

奨励会6級の頃、下手の私が狙っていた必殺の手順は……。

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●解答● 

▲9五歩

 当時仲の良かった小川浩一1級に、江戸時代の虎の巻に出ている必勝戦法だよと教わった、下手必殺の戦法です。

 ▲9五歩以下△同歩に▲1四飛△同飛▲同香△1九飛▲9二歩△同香▲9一飛△7二銀▲9二飛成△1四飛成(途中図)と一直線に進みます。この後が急所なのですが、当時の私は後の変化はまったく知らない、さらに非力、正解手を指せずに簡単に敗れてしまいました。

 途中図での正解手は▲8二香!!△7一金と受けさせてから▲9一竜~▲9五香~▲9二香成という筋で攻めなくてはいけなかったのです。もう15年も前の事です。あらためてビックリ。

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この一局は、森内俊之5級-豊川孝弘6級戦。

「江戸時代の虎の巻に出ている必勝戦法」というところが凄い。

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それにしても、途中図以降の▲8二香~▲9一竜~▲9五香~▲9二香成が、非常に重い感じがして、良く言えば気がつきにくい手順、悪く言えばとても指す気にはならない手順。

しかし、言われてみると、先手にとっては最も早い攻めであることが分かる。

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とても気が向かないけれどもご利益のある手順。今回の例以外にもたくさんあるのだと思う。

 

 

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