森信雄七段の子供の頃の得意戦法

将棋世界1998年7月号付録「全棋士出題次の一手 PART2 子供の頃の得意戦法」より、森信雄六段(当時)。

●ヒント●

手の善悪より元気のいい手です。ともかく無理でも何でも攻めました。

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●解答● 

▲9五歩

 対振り飛車にはこの戦法(?)をよく使いました。△9五同歩▲同銀△同香▲同香と攻め、△9三歩に▲9九香△8四銀▲6六角(変化図)で、勝ったような気分でした。

 無理攻めと受けそこないが真相ですが、当時からのクセは今も治っていません。

 子供の頃は年間成績と棋譜を付けており、それを見て、あまり今と変わらず呆れます。

 ただ、1週間たって頭の中だけで付けていたので、記憶力は今と歴然と差があります。

 途中から、むしろ詰将棋が好きになり、こちらもノートにいっぱい駄作集があり、どちらも愛着があり、なつかしい。

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美濃囲いに対する棒銀は、私のような振り飛車党からすると、精神的にかなり嫌な攻められ方だ。

無理攻めとはわかっていながらも、指されるといつも負けているような感じがする。

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森信雄七段に宝塚市特別賞が贈呈されることが決まった。

映画「聖の青春」主人公の師匠、将棋の森信雄七段に宝塚市特別賞(産経新聞)

1月25日 26日の日記(森信雄の日々あれこれ日記)

宝塚市特別賞は、スポーツや文化などの分野で功績のあった宝塚市在住あるいは出身の個人や団体に贈られる。森信雄七段で7人目となるという。

これまでに受賞した、サッカー日本代表の岡崎慎司選手はW杯南アフリカ大会での活躍、プロ野球の山田哲人選手はトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)の達成、囲碁棋士の石井邦生九段は史上21人目の公式戦通算1000勝を達成と、それぞれ記録の達成などのタイミングでの受章だったが、森信雄七段はこれまでの長年の実績に対しての賞。

本当に素晴らしいことだし、嬉しいこと。

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ところで、森信雄七段の家に1月11日からウサギの「ふーちゃん(歩ーちゃん)」が来た。

ふーちゃん(森信雄の写真あれこれ)

生後5ヵ月で頭が大きい体型で非常に可愛い。

ヨウムの金太郎とともに、ふーちゃんから目が離せそうにない。