近代将棋1982年11月号のコラムより。
将棋連盟ゴルフコンペは9月2日、静岡県須走の太陽CCで、棋士と報道関係者23名が参加。上位入賞者は次の通り。
- 大内八段(45・42)
- 大山十五世名人
- 島田良夫(テレビ東京)
- 佐藤六段
- 丸田九段 (以下略)
優勝者には大山杯、また、9月2日が中原前名人の誕生日ということで、中原前名人から9位と2位に賞品の寄贈があった。テレビ東京の島田氏がNHK賞、NHK司会の永井本誌社長にテレビ東京賞というのも面白い。なお、二上九段は9月15日に米長九段(この日不参加)と、全日空オープンにゲスト参加する由。
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1985年9月2日は木曜日。
平日にゴルフコンペをできるところが棋士であるメリットのひとつ。
もっとも、土日は将棋大会の審判やイベントなどで棋士が集まりにくいという事情もありそうだ。
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たしかに、テレビ東京アナウンサーの島田良夫さんがテレビ東京賞をもらったりすると味が良くないので、島田さんと永井英明さんのたすきがけ受賞は美しい形だ。
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大内延介八段(当時)のスコア45・42はハンデ15で、シングル手前の腕前。
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中原誠前名人(当時)から9位と2位への賞品の寄贈はなかなか粋な計らい。
2位が大山康晴十五世名人なので、表彰式では中原十六世名人から大山十五世名人へ賞品の授与があったわけで、とても微笑ましい光景だったに違いない。