将棋世界1991年11月号、大野八一雄五段(当時)の「公式棋戦の動き」より。
今、大山が女流棋士にモテにモテている。
女流のタイトル戦の表彰式など何故か「大山先生、大山先生」と山びこがこだまする。
直子姫に言わせると「大山先生って強くってとてもかわゆい!!」とこうなる。
調子に乗せると「大山先生の頭をいい子いい子したい」とまで図に乗ってしまう。
時効なので書くが、我々の奨励会時代は、画面に映る大山先生の頭をさわったら10万円とも20万円とも言われていた。
でも、退会が恐くて出来なかった。なのに…。時代が変われば指し手も変わるのか?
(以下略)
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将棋世界1991年11月号、大野八一雄五段(当時)の「公式棋戦の動き」より。
森下の礼儀正しさは有名だ。
もう1年の半分以上経ったのに、「お会いするのは昨年以来ですか?それではオメデトウございます。今年も宜しくお願い致します」と深々と頭を下げ新年の挨拶をするのだから呆れてしまう。
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「直子姫に言わせると『大山先生って強くってとてもかわゆい!!』とこうなる」
林葉直子女流名人・王将(当時)は大山康晴十五世名人を尊敬し、大絶賛している。
→林葉直子女流名人・王将(当時)「大山先生ってば、ほんとうに可愛いんだわ」
→林葉直子「私の愛する棋士達 第1回 大山康晴十五世名人の巻」
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「時効なので書くが、我々の奨励会時代は、画面に映る大山先生の頭をさわったら10万円とも20万円とも言われていた。でも、退会が恐くて出来なかった」
大野八一雄七段の奨励会時代は、大山会長時代。
テレビ画面に映る大山十五世名人の頭をさわって10万円なら、一般的にはかなり魅力的な話だ。
しかし、一旦さわったら最後、大山十五世名人がそのことを知っても、決して怒りはしなかったろうけれども、その後、奨励会で生きていきづらくなる世界に変わってしまう、ということだったのだろう。
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「お会いするのは昨年以来ですか?それではオメデトウございます。今年も宜しくお願い致します」
一瞬、ビックリするような会話ではあるが、森下卓九段なら全く不思議ではないな、と感じさせられる流れ。
それくらい、森下九段の礼儀正しさは徹底している。