昨日の王座戦一次予選女流棋士一斉対局で、女流では唯一、石橋幸緒女流王位が勝った。
石橋女流王位は、過去の王座戦で3回戦まで進出したこともあるので、ここ数年の女流棋士一斉対局で勝てなかったのがむしろ不思議だったことなのかもしれない。
ところで今日は、中原誠十六世名人の先週の週刊新潮「気になる一手」より、名人戦第７局の話題。
「郷田九段は作戦負けを意識していたようだ。プロの場合、形勢に対する心の揺れは微妙なものだ。鈍感の方がいい場合もある。特に最終局は精神的なものが大きく左右する。控室の評価と対局者の感じ方が違うときもよくある」
血液型がどれほど影響するのかはわからないが、大山康晴十五世名人も中原誠十六世名人もＢ型だ。羽生善治名人はＡＢ型、郷田真隆九段はＯ型。
この局面で、郷田九段は△１五角と打ったが、△４七歩▲同飛△３六角▲３七飛△４五金で、いい勝負だったという。
「郷田さんは守勢で苦しいと思いすぎたか。苦しい時間が多いと精神的スタミナを消耗してしまう。
実際には勝負所はまだまだ先にあるのだが…」
やはり、名人戦を知りつくした中原十六世名人にしか書けないことだと思う。
