林葉直子さんが6月の将棋ペンクラブ会報に登場

林葉直子さんが、6月発行の将棋ペンクラブ会報「お好み対局:林葉直子-木村晋介弁護士」に登場する。

この対局(飛車落ち)は2月14日(日)に行われた。

事の起こりは、昨年の12月の木村晋介弁護士と将棋ペンクラブ前会長の高田宏さんの対談。

対談は自由が丘の酒場で行われたが、この酒場が4年前に高田宏さんと林葉直子さんが対談した場所で、打ち上げの席で林葉直子さんの話題が出た。

その中の会話で、木村弁護士が

「じゃあ、僕も来年の対談は林葉さんにお願いしようかな。いや、駒落ち対局がいいかな」。

翌週、湯川恵子さんが林葉さんへ連絡をすると、林葉さんは快く誌上対局を引き受けてくれたのだった。

将棋ペンクラブ会員同士のお好み対局、非常に面白い将棋だった。

記録係が湯川博士さん。

私は観戦記の担当。

林葉さんの近況を含め当日の模様は、6月の将棋ペンクラブ会報をお待ちください。

棋王戦、NHK杯、女流最強戦、天河戦

昨日は、棋王戦、NHK杯トーナメント、大和証券杯女流最強戦、NTTル・パルク杯天河戦と、将棋的に贅沢な日曜日だった。

時系列で追ってみたい。

[NHK杯]

NHK杯は準決勝、渡辺明竜王-糸谷哲郎五段戦。

糸谷五段の早指し(秒を読まれる前に指すのも含む)が非常に印象的だった。テレビ向きかもしれない。

渡辺竜王の髪型は、アメリカ映画の俳優のような感じで、なかなかいい。

[NHK杯戦・名局選(1)]

対局が早く終わったので、NHK杯戦・名局選が20分間放送された。

第1期NHK杯戦決勝、木村義雄名人-升田幸三八段戦。

解説が丸田祐三九段、きき手が蛸島彰子女流五段というポジティブ・サプライズ。

[天河戦]

NTTル・パルク杯天河戦第2局、中井広恵天河-石橋幸緒女流四段戦は石橋女流四段が勝って天河を獲得。

形勢の苦しかった石橋女流四段が76手目に放った△8四桂の只捨てが絶妙手で、ここから風向きが変わったような感じがする。

中井女流六段が厚みを、石橋女流四段が駒の勢いを重視する棋風なので、この二人による対局はお互いの持ち味がよく出て、毎回面白い展開になる。

対局場は「鎌倉古陶美術館」。対局室の写真を見ると、大正時代のような趣があって、なかなかいい。さすが鎌倉だと思う。

ところで、両対局者とスタッフの食事は、姉妹館である「かまくら陶芸館」の「けんちん膳」。メニューはこの一点だけということなので名物なのだろう。

今回調べてみて初めて分かったことだが、けんちん汁は鎌倉が発祥の地らしい。

デザートが、あんみつ又は季節の珈琲。

季節の珈琲というのが不思議で気になる。

[棋王戦]

棋王戦第3局は、佐藤康光九段が久保利明棋王の石田流の攻めをうまくかわして2勝目。棋王奪還まであと1勝とした。

両対局者の昼食は、

久保利明棋王がハヤシライス、佐藤康光九段が天麩羅選奨。

久保棋王はカツカレーでも海鮮丼でもなく、佐藤九段はすき焼き定食でも肉うどんでもなかった。

予想は見事に空振りに終わった。

久保棋王のハヤシライスはタイトル戦では初めて。

佐藤九段の(天ぷら+ご飯)系も、今世紀の昼食記録のあるタイトル戦では初めてだ。

第4局は東京・将棋会館。

[女流最強戦]

大和証券杯女流最強戦準決勝、矢内理絵子女王-鈴木環那女流初段戦は、相矢倉から後手の鈴木女流初段が好調な指し回しで優勢に立ったが、矢内女王の粘りによって徐々に形勢が逆転していき、矢内女王が勝利。決勝戦で中井広恵女流六段と戦うことになった。

棋士別成績一覧によると、矢内理絵子女王と中井広恵女流六段の対戦成績は2001年以降10勝10敗、2007年以降3勝3敗と、拮抗している。

お互いに厚み重視の棋風なので、じっくりとした四つ相撲になるかもしれない。