先崎学五段(当時)の「森内六段(当時)の好きなところ」

将棋世界1992年10月号、先崎学五段(当時)の「先チャンにおまかせ夏休み特別企画 夏・休・み Q&A」より。

先崎学五段が将棋世界編集部からの質問に答える。

Q.好きな花言葉は?

A.最初にこの質問をもって来た編集部のセンスはなかなか良い。が、なんにも知らない。

Q.プロフィールをどうぞ。

A.1970年6月22日生まれ。22歳。A型(よく信じられないといわれる)171cm、62kg。

Q.ブリーフ派?トランクス派?

A.トランクス派。ブリーフは狭えや。

Q.現在一番強いと思う棋士は?

A.何が、という言葉が抜けているが、もちろん将棋のハナシであろう。まったく困った質問である。まず序盤に羽生善治。古今東西、最も、あらゆる戦型に精通したプレイヤーだと思う。研究量だけならば上回る人間なぞゴマンといるが、結局はセンスの問題になる。終盤は谷川浩司。同業者として、これほど頭をノコギリで切って脳味噌を覗いてみたくなる人はいない。ただし、あまりにも背が高すぎるため、玉が5段目より出て来ると見にくくなるようで、たいしたことなくなる。中盤戦は、みんな強い。ここで弱いと、棋士は、死ぬしかないのだ。

(中略)

Q.羽生棋王の好きなところは?

A.自分とまったく性格が違うところ。

Q.郷田四段の好きなところは?

A.男らしいところ。一緒にいて疲れないところ。

Q.森下七段の好きなところは?

A.常に自分のペースで行動をして、人にまったく影響を受けないところ。欠点でもあるが、長所でもある。

Q.森内六段の好きなところは?

A.妹が可愛いところ。

(以下略)

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森内俊之名人の妹さんについては、過去の記事でエピソードを紹介している。

「私、森内の妹です」

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そういえば私は、よくよく考えてみると、同年代または後輩の男性の姉あるいは妹という人を見たことがないかもしれない。とにかく頭に浮かんでこない。

それはともかく、棋士が棋士の妹と結婚したのは、私の知る限りは土佐浩司七段と渡辺明竜王。

土佐浩司七段は故・真部一男九段の妹さんが、渡辺明竜王は伊奈祐介六段の妹さんが奥様だ。

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私には6歳離れた姉がいる。

私が子供の頃、家に来た人は、ほとんどの人が、姉のことばかり「可愛いね」と言ってほめていた。

私に対しては、可愛いの”か”の字も言ってくれなかった。

私から見れば、姉は目が細くて一重瞼で、こんな顔のどこが可愛いのだろうといつも不思議に思っていた。(私は目が大きくて二重瞼)

姉が中学生や高校生の頃も、男性からモテていたような話は聞いたことがあるが、どう見ても納得できなかった。

その思いは今でも変わっていないのだが、姉がすごいと思うのは、結婚を3回したということ。

3回目はつい最近のことだ。

私は、半沢直樹が出向させられた理由は大いに理解できるのだが、姉の件はいまだに理解できていない。

「先崎学五段(当時)の「森内六段(当時)の好きなところ」」への2件のフィードバック

  1. >中盤戦は、みんな強い。ここで弱いと、棋士は、死ぬしかないのだ。
    こ、この言葉は、私めの脳裏に深く焼き付いています。
    中盤戦が弱いと棋士にはなれない、とでも言えば冷静なんでしょうが、そういう言い方をしないで、あえて棋士にさせといて「死ぬしかないのだ」」と突き放すところが素敵です。
    半沢直樹が出向させられた理由は、うまく説明できませんが、ドラマの最終盤の場面のあたりでは、どうもそうなるんじゃないかな、という思いを抱えながら見ていました。でも、まあ、積年の思いを成就したのだから、半沢としてもそれでよしとしないと、というところでしょうか。

  2. きたろうさん
    私は半沢直樹が銀行を辞めるつもりで取締役会であそこまでやっているのかなと感じていましたから、出向は良い落とし所だと思いました。でもびっくりしましたが。

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