2013-11

自戦記

羽生善治棋王(当時)「まさに”忍者屋敷”と呼ばれるのにふさわしい手順でした」

若い頃の屋敷伸之九段は「お化け屋敷」、「忍者屋敷」などと呼ばれていた。 今日は、そのニックネーム通りの、まさに忍者を思わせる一局を。 将棋世界1992年1月号、羽生善治棋王(当時)の自戦記「大錯覚の一局」より。  今月は第59期棋聖戦、屋敷...
棋士のエピソード

村山聖六段(当時)「羽生さんの棋風は△5二飛でしょう」

将棋世界1992年4月号、共同通信社の中野正さんの第17期棋王戦第1局〔南芳一王将-羽生善治棋王〕観戦記「敗因不明の名局」より。  控え室では森五段、村山六段の師弟が検討していた。 森「▲5八飛? △3五歩であかんやないか。わしなら行くで・...
詰将棋

芹沢博文九段の1ヵ月で解ければ三段の詰将棋

将棋世界1992年4月号、沼春男五段(当時)の質問コーナー「将棋Qプラザ」より。 Q.詰将棋の解答を  1図は故・芹沢博文九段の著書に載っていた詰将棋です。  1ヵ月で解ければ三段、となっていましたが、正解を教えて下さい。 (静岡県静岡市 ...
読む

「先人の苦労はどうなるのか・・・」と思わせた一手

将棋世界1992年2月号、鈴木輝彦七段(当時)の「対局室25時 東京」より。  今月の取材日は12月10日、火曜日。私自身の対局日でもあった。 (中略)  大広間は3つの部屋で形成されているが、一部屋で2局、後は1局ずつの贅沢な配置だった。...
観戦記

対局に影響をもたらした一枚のFAX

将棋世界1992年1月号、大崎善生さんの第4期竜王戦(谷川浩司竜王-森下卓六段)第2局観戦記「一枚のFAX」より。  竜王戦第1局、初のアジアでのタイトル戦は激闘の末、持将棋、両者痛み分けに終わった。  帰国してからの谷川竜王の日程が凄い。...