丸山忠久九段の結婚

将棋世界2005年7月号グラビア「ご結婚おめでとうございます」より。

 丸山九段のお相手は山口県出身の村川浩子さん(22歳)。高校時代にミス日本フォトジェニックに輝き、青年誌のグラビアを飾った事もある。知人の紹介で知り合い、約1年の交際を経ての結婚となった。

 3月10日に入籍し、4月3日に結婚式を挙げたと報告があった。

「楽しい家庭を築きたいと思います」(丸山)

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将棋世界同じ号、河口俊彦七段の「新・対局日誌」より。

 ご存知のように、丸山九段は村川浩子さんと結婚した。棋士仲間にも知らせず挙式まで済ませてしまったのは、日頃からプライバシーを明かさない丸山九段らしいが、凄い美人の心を射止める腕があったとは知らなかった。もっとも仲のよい豊川六段は「あれで彼はなかなかやるんですよ」と言っていた。ともあれ、お目出度う。新婚の棋士は強い、が通り相場だから、この日もどんな将棋を指すのか楽しみにしていた。ただ、対局中の丸山九段の様子は、いつもとまったく変わらなかった。

(以下略)

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12歳年下の元・ミス日本フォトジェニックの浩子さんとの結婚。

なんという、絵に描いたような……頑張ったからできるということでもない。それだけ丸山忠久九段の魅力が光っていたということだろう。

1997年に行われた対談でも、矢内理絵子女流王位(当時)と木村(現・竹部)さゆり女流二段(当時)が丸山忠久七段(当時)を絶賛している。

1998年版 奨励会三人娘新春特別座談会

1999年にも、碓井(現・千葉)涼子女流初段(当時)と矢内理絵子女流三段(当時)が「プロ棋士でいいなあと思う人」に丸山忠久八段(当時)を挙げている。

丸山忠久五段(当時)「◯◯さん1年分」

私は2013年度NHK杯戦準決勝、大石直嗣六段-丸山忠久九段戦の観戦記で次のように書いた。

「控え室での丸山は、一番奥の席に座っていたにもかかわらず、ニコニコと関係者の雑談に耳を傾け、時には声を出して笑うようなこともあった。自ら話すことはないけれども、そこにいることが楽しそうな、周囲の誰をもほのぼのとさせる雰囲気」

「感想戦が終わると、丸山は私の方を向いてニコッと微笑んだ。何でも聞いてくださいというような慈悲深い笑顔」

この辺に、丸山忠久九段が女性から好意を持たれる秘訣の一つがあるのかもしれない。


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将棋世界2005年7月号掲載の写真の左半分