2018-02

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「おとうさん勝たないと学校でかっこわるくてかなわん」

将棋マガジン1984年4月号、清水孝晏さんの「思い出の棋士たち」より。 関根茂八段  棋界に入って500勝した棋士は12人いるという。我が同門の関根茂八段があと少しだと聞いたのは昨年末のことであったが、このほど念願を達成、2月5日にファン1...
観戦記

「たくさん旅行するには第7局まで行かなければいけないが、7局目は東京ですね」

将棋マガジン1984年3月号、スポーツニッポンの松村久さんの第33期王将戦挑戦者決定リーグ・プレーオフ(森雞二八段-青野照市八段)観戦記「森雞二八段が挑戦権獲得!」より。  初の王将戦挑戦者となった森に、終局直後感想を求めたら「一番は入れた...
観戦記

時代を先取りしすぎたタイトル戦

将棋マガジン1984年3月号、山帰来さんの第22期十段戦七番勝負第6局観戦記「中原十段、1000局目を大きな白星」より。  このシリーズで私は第2局と本局を観戦させてもらった。  これまで観たタイトル戦とひと味違ったのは、盤外の駆け引きが殆...
タイトル戦の食事

第67期王将戦第4局対局場「都ホテルニューアルカイック」

久保利明王将に豊島将之八段が挑戦する王将戦、第4局は兵庫県尼崎市の「都ホテルニューアルカイック」で行われる。 →棋譜中継(毎日IDの登録が必要) →中継ブログ 「都ホテルニューアルカイック」は、都ホテルズ&リゾーツチェーンが経営する尼崎のラ...
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阪田三吉八段(当時)の阪田流向飛車△5四角の真実

将棋マガジン1984年2月号、内藤國雄九段の「阪田流向飛車」より。  △3三金から△2二飛と構えるのが阪田流向飛車の特徴ですが、このあと△3二金と引くのが家元・阪田三吉の好んで指した手。そして△3三桂から△2一飛と引きます。(1図)  △3...