「いつまでも仕事してないで、スシでも食いに行くぞ、早く、早く」

将棋マガジン1986年1月号、「公式棋戦の動き」より。

「いつまでも仕事してないで、スシでも食いに行くぞ、早く、早く」。日曜日にエッホ、エッホとやっていると、勝浦新九段からお誘いが。

 昇段秒読み態勢になったとき「なんとなく、谷川さんに勝って上がるんじゃないかなぁ」という予感があったそう。いい相手に、いい舞台での昇段はさすがに嬉しそうでした。

 その日はちょうど奨励会入会試験の日、勝浦門下の金沢君、野月君(小学生名人)が受験に来ていて、そのつきそいで勝浦は連盟に来ていたそう。勝浦は自分のことのようにソワソワ。そのかいあってお二人は無事一次試験通過しました。

(以下略)

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勝浦修九段は、谷川浩司九段に勝って、1985年11月に勝数規定で九段に昇段している。

勝浦九段と仲の良い森雞二九段も、そのほぼ1ヵ月後、やはり谷川浩司九段に勝って九段に昇段、二人は合同で、九段昇段祝賀会を開いている。

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この日は、野月浩貴八段と金沢孝史五段の奨励会入会試験の日。二人ともこの期に奨励会に合格している。

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「いつまでも仕事してないで、スシでも食いに行くぞ、早く、早く」

日曜日に開いている寿司店があるかどうかということは置いておいて、「スシでも食いに行くぞ」と言った場合、一般的には寿司店に行く場合もあれば単に居酒屋へ行く場合もある。

寿司店へ行ったとしても、酒を飲みながら刺し身をつまむような流れで、実際に寿司を食べるのは最終盤であることが多い。

そういうわけなので、「スシでも食いに行くぞ」は「飲みに行こう」と同義語と考えて良いだろう。

最近は使う人が少なくなっていると思うが、昔は「今度メシでも食べに行きましょう」は「今度飲みに行きましょう」と同義語だった。特にテレビ業界で使われていたのではないかと思う。

 

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