2019-09

絶妙手

「序盤のエジソン」を体現した田中寅彦八段(当時)の絶妙手

将棋世界1989年4月号、「B級1組順位戦」より。  勝った方が即昇級という大一番、田中寅-石田戦は、田中が得意の飛車先不突き矢倉から、アッと驚く新手を出して快勝した。  1図は、歩の交換こそ行われているものの、まだ駒組みの段階と思える局面...
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「将棋界で”マッチ”といえば関西のハンサム棋士、浦野真彦六段を指す」

近代将棋1989年10月号、田辺忠幸さんの「将棋界 高みの見物」より。  ”マッチ”といっても、中森明菜の自殺未遂事件で男を下げた近藤真彦のことではない。将棋界で”マッチ”といえば関西のハンサム棋士、浦野真彦六段を指す。  このマッチの株が...
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中原誠十六世名人「そのとき私が”くれぐれも酒には気をつけてください”なんて話をしてはいたのですが……その二人も、いまはもういません」

将棋マガジン1988年6月号、中原誠名人の「私のベスト十二局」より。  王将戦の時期と、名人挑戦者決定戦決定の時期とが近いので、そのあたりのことにも触れておこうかと思います。  この年度(1984年度)のA級リーグは出場者が9人(大山十五世...
自戦記

羽生善治五段(当時)「防戦一方で諦めの悪い僕もさすがに負けを覚悟しました」

近代将棋1988年8月号、羽生善治五段(当時)の第38期王将戦予選〔対 大山康晴十五世名人〕自戦記「大名人との一局」より。  僕の連勝が18になった後、大山十五世名人と対戦することになりました。  以前、某将棋雑誌の企画で対戦しましたが、全...