今日は、NHK将棋講座最新号の発売日。
◯表紙は、佐藤康光九段のイラスト。
○「平成の勝負師たち 第10回 佐藤康光九段」、文は上地隆蔵さん。トップクラスのプロと日本将棋連盟会長の両面を持つ佐藤康光九段の思いが語られている。佐藤康光九段ファンは必読の内容。
○講座「太地隊長の角換わりツアー」の1月のテーマは、「AIが将棋観を変えた新時代」。人間の感覚では手薄に思えた手筋や手順を有力と評価するようになってからの角換わりについて解説されている。
○後藤元気さんの連載「志尾木団地はたそがれて」。将棋をテーマとした不思議な面白さのある小説。志尾木を「しおき」だとばかり思っていたが、先日突然、「しおぎ」で将棋にかけているということに気がついた。
◯後藤元気さんの「渋谷系日誌」は、木村一基王位誕生の日の控室の模様、NHK杯 木村一基王位-森内俊之九段戦の控え室の様子が描かれている。
○「向井葉月のしょうぎ大好き!」。指南役は中村太地七段。向井葉月さん向けに形勢判断のしかたについて指南。
○段・級位認定 次の一手問題
○おたよりの広場
○「拝見!将棋教室」は「福岡・福岡将棋会館将棋教室」。文は関口武史さん。
○女流棋士のよもやま話(第10回 野田澤彩乃女流1級)は、野田澤女流1級がよく揮毫をする「挙禅一如」についてなど。
○「今月のピックアップ・データ」はタイトル初獲得年長者トップ5。
○「LPSA cafe Minerva」(蛸島彰子女流六段)は将棋界、囲碁界での若手女流棋士の活躍についてなど。
○「将棋フォーカスプレイバック」は、10月27日放送の「百折不撓の男 木村一基」。
○「重箱のスミ」クイズ
○付録は、飯塚祐紀七段の「いいね そうだね 考えてみようね①初級編」。初級者に最適な内容。8枚落ですぐに直面する悩みに丁寧に応えている。
〔NHK杯戦観戦記〕
◯2回戦第11局 近藤誠也六段-深浦康市九段
「大きかった一手の遅れ」 観戦記:私
◯2回戦第12局 羽生善治NHK杯-屋敷伸之九段
「屋敷が完勝」 観戦記:小暮克洋さん
◯2回戦第13局 糸谷哲郎八段-千田翔太七段
「森門下対決!」 観戦記:椎名龍一さん
◯2回戦第14局 森内俊之九段-木村一基王位
「40代は元気よく」 観戦記:小田尚英さん
今月号には私が書いた観戦記(近藤誠也六段-深浦康市九段戦)が掲載されています。
対局前の控え室、感想戦でのこと、後日の談話など、テレビには映らなかったエピソードも盛り込んでいます。また、相掛かりの先手・後手の浮き飛車・引き飛車の組み合わせの歴史についても、少しだけ触れています。
NHK将棋講座2020年1月号、ぜひご覧ください。