NHK将棋講座2020年3月号「木村一基王位-渡辺明三冠戦」観戦記

昨日は、NHK将棋講座最新号の発売日。

◯表紙は、行方尚史九段のイラスト。

○「平成の勝負師たち 第12回 行方尚史九段」、文は北野新太さん。酒場での会話を軸に行方九段の心情が鮮やかに描き出されている。

○講座「太地隊長の角換わりツアー」の3月のテーマは、「変幻自在!早繰り銀」。天敵だった腰掛け銀への対策が見つかり注目度が高まっている早繰り銀について、最新の情報が盛り込まれている。

○後藤元気さんの連載「志尾木団地はたそがれて」。31年前の事件の秘密が語られ始めようというところで次号に続く。気になる。

◯後藤元気さんの「渋谷系日誌」は、読者からのお便りなど。次号では飯島栄治七段による「平成の勝負師たち 第13回 木村一基王位」であることも予告されている。

○「向井葉月のしょうぎ大好き!」。指南役は中村太地七段。向井葉月さん向けに棒銀向かい飛車の指し方について指南。

◯4月からの新講座は「阿久津主税の楽しく勝とうB級グルメ戦法」。聞き手は加藤桃子女流三段。見た目は正統派でなくても阿久津流に味付けされた旨味抜群B級グルメのような戦法が登場する。

○段・級位認定 次の一手問題

○おたよりの広場

○「拝見!将棋教室」は「東京・ふじもり将棋教室」。文は藤森哲也五段。

○女流棋士のよもやま話(第12回 北村桂香女流初段)は、筋トレとトレーニング後に楽しみにしているお風呂について。

○「今月のピックアップ・データ」は四段昇段からタイトル挑戦までの期間トップ5。

○「LPSA cafe Minerva」(鹿野圭生女流二段)は、面白い友人夫妻のこと。

○「将棋フォーカスプレイバック」は、12月22日放送の「棋士が語る!平成のNHK杯戦名対局」。

○「重箱のスミ」クイズ

○付録は、飯塚祐紀七段の「いいね そうだね 考えてみようね①上級編」。初級者に最適な内容。8枚落下手が苦労する寄せについて丁寧に解説されている。

〔NHK杯戦観戦記〕

◯3回戦第3局 屋敷伸之九段-野月浩貴八段

「攻め続ける覚悟」 自戦記:野月浩貴八段

◯3回戦第4局 永瀬拓矢二冠-千田翔太七段

「力のこもった相掛かり戦」 観戦記:大川慎太郎さん

◯3回戦第5局 木村一基王位-渡辺明三冠

「△3三桂と△3三銀の差」 観戦記:私

◯3回戦第6局 広瀬章人八段-稲葉陽八段

「2人とも見えなかった」 観戦記:上地隆蔵さん

◯3回戦第7局 丸山忠久九段-佐藤康光九段

「開かれなかった大扇子」 観戦記:美馬和夫さん

◯3回戦第8局 深浦康市九段-増田康宏六段

「才能なのか、努力なのか」 観戦記:相崎修司さん


今月号には私が書いた観戦記(木村一基王位-渡辺明三冠戦)が掲載されています。

対局前の控え室、感想戦でのこと、感想戦では語られなかった感想、後日の談話など、テレビには映らなかったエピソードも盛り込んでいます。

NHK将棋講座2020年3月号、ぜひご覧ください。

 

NHK 将棋講座 2020年 3月号 [雑誌] (NHKテキスト)