2020-02

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米長邦雄九段「やはり、さすがに佐藤康光である」

将棋世界1991年11月号、米長邦雄九段の「端歩三題」より。  思うところあり、そろそろ観戦記者に転向させていただこうかと考えている。  将棋は難しい。恐らく世界中で一番結論を出しにくいゲームではなかろうか。この難しい指し手の内容を、いかに...
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「こんなに仲間から好かれ、信頼されている棋士はいない」

将棋マガジン1991年11月号、河口俊彦六段(当時)の「対局日誌」より。 午後9時  順位戦も大きいが、竜王戦もそれに匹敵する。小林(宏)の快進撃が話題になっているが、この日は塚田と準決勝を戦っている。  小林が島に勝った日の翌朝、ヨーロッ...
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「10年後の名人は誰だと思いますか?」「女流棋士と将棋が指せるなら誰と指したいか?」のアンケート結果(1991年版)。

将棋世界1991年12月号、小室明さんの「職団戦アラカルト」より。 職団戦出場者へのアンケート。 100人アンケート2題 ①10年後の名人は誰だと思いますか? 羽生善治棋王 38 谷川浩司竜王 24 森下卓六段 12 屋敷伸之六段 9 島朗...
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NHK将棋講座2020年3月号「木村一基王位-渡辺明三冠戦」観戦記

昨日は、NHK将棋講座最新号の発売日。 ◯表紙は、行方尚史九段のイラスト。 ○「平成の勝負師たち 第12回 行方尚史九段」、文は北野新太さん。酒場での会話を軸に行方九段の心情が鮮やかに描き出されている。 ○講座「太地隊長の角換わりツアー」の...
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升田幸三実力制第四代名人のような構想を見せた大山康晴十五世名人

将棋世界1991年12月号、「第4期竜王戦」より。 <2組>  石田八段、児玉六段に続き、3人目のイスを決める2組の昇級者決定戦は大山十五世名人と真部八段の間で行われた。  本局は真部が早めに▲6六歩と突いたために振り飛車党党首の大山が飛車...