熱い宮城県将棋界

私は仙台出身なので、たまに宮城県の将棋関連サイトを見にいったりすることがある。

よく見にいくのが「杜の都 加部道場」。ここは元・朝日アマ名人の加部康晴さんが開いている道場(支部)。加部さんは将棋ペンクラブ会員でもある。

加部道場のすごいところは、小・中学生の育成に力を入れており、またそれが実績につながっているということ。全国の大会での入賞者も多い。→2008年の実績

掲示板には入賞した子供から加部さんへの報告がある。加部さんはそれに対して激励する。

子供達も礼儀正しいし、加部さんの真剣な姿勢も素晴らしい。読んでいて気持ちが良くなるくらいだ。例をあげると

加部康晴 投稿日:2008年8月12日<火>21時20分

午後クルマで出掛けた直後、翔平から携帯に「大阪での中学生王将で優勝しました!」の報が入る。
「中学生王将:全国優勝」の快挙は、ここ4年の間、岩泉、浅野、両君につづいて翔平君で3人目ということになります。
それにしても、ヤルとは期待していたものの、中学生大会ラストでよくぞ結果を出したものと、いつもながら浅野兄弟の勝負根性にはあらため感心させられました。
翔平 おめでとう! 大したものだ。

加部さんは、普及や指導に本気で力を入れている。掲示板を読めばわかる。頭が下がる思いだ。

このような方々がいるからこそ、将棋界は成り立っているのだと思う。

加部さんのエッセイ「想い出話」も面白い。湯川博士さんが大絶賛していた。

さて、宮城県といえば話題なのが、成田弥穂女子アマ王位。

成田女子アマ王位は仙台市の最北部、加部さんは最南部という関係もあるのかもしれないが、成田女子アマ王位が所属しているのは、青葉将棋研究会

天河戦の大盤解説会へ行って、はじめて会の名前を知ったのだが、活発な活動をしているようだ。

成田女子アマ王位については、昨年5月の「青葉まつり」(仙台でのメジャーなお祭り)で、目かくしの北浜健介七段と平手で戦っている模様が、宮城将棋HP将棋写真館の中ほどに載っている。このときの棋譜も掲載されている。

私が仙台にいた1970年代頃は、このように将棋が盛んではなかったと思う。素晴らしいことだと思う。