昨日は、詰将棋解答選手権チャンピオン戦の速報ブログを見ていた。
1位は、唯一全問正解の宮田敦史五段。→正式結果
詰将棋を解くのが不得手で、詰将棋とはあまり縁のない私だが、速報ブログが新設されたおかげで、いろいろと楽しむことができた。
まず、臨場感が違う。例年であれば、後日結果(順位)を知ってそれまでなのだが、今回のように出場者の開始前の様子、顔を真っ赤にしながら考えている写真、○○五段退室、控室の光景などを見ると、興味の湧きかたが変わってくる。
速報ブログのリンクをたどって、実行委員長の若島正さんの書かれたページも行ってみた。
ここには昨年の詰将棋解答選手権の問題や正解、作品の解説などが載っている。私などは初級戦の問題を見ただけで頭が痛くなりそうになったが、これが3~5手詰めなのだからすごい。
もっとリンクをたどって、詰将棋パラダイスのサイトにも行ってみた。
サイト自体には何回か訪ねたことはあるのだが、鑑賞室へは入ったことがなかった。速報ブログのおかげか、ここも見てみようという気持ちになった。
ここがまた面白い。
解こうとすると悩ましくなるが、鑑賞に撤するとなかなかいい。
この中で、特に私がビックリしたのは、山田康平氏の作品(近代将棋平成3年7月号、流星雨第101番)。「陣形図式」というジャンルで、盤上の2枚の龍、2枚の生角、1枚の銀、持駒の金だけで、手付かずのビッグフォー(最強の居飛車穴熊囲い)を33手で詰ますというもの。
今まで見逃していたことの中にも、面白いことが沢山あるものだと痛感した。
これで、私が詰将棋にのめり込むかというと、そういうわけでもないのだが、この私でさえ、詰将棋に対する親近感が3段階はアップしている。
速報ブログのおかげで、日本中そういう人が千人単位で増えたのではないだろうか。
今週の土曜日は、初級戦・一般戦ということで、このような企画、運営をやられている方々には本当に頭が下がる。