第23回将棋ペンクラブ大賞

第23回将棋ペンクラブ大賞が下記の通り決定致しました。(敬称略)

[観戦記部門]

大賞

後藤元気

NHK杯トーナメント(NHK将棋講座)

準決勝 渡辺明-糸谷哲郎

優秀賞

名人戦(朝日新聞)

第4局 羽生善治-三浦弘行

[文芸部門]

大賞

塩田武士

盤上のアルファ(講談社) 

[技術部門]

大賞

金子タカシ

寄せの手筋200(浅川書房)

[特別賞]

貴志祐介

ダークゾーン(祥伝社)

本作品は、将棋文芸の域を超えてファンを魅了し、将棋というゲームの可能性を限りなく広めたもので、その功績に対し。

丸ちゃん、舞台へ上る。

谷川浩司九段の舞台裏暴露解説が、なかなかいい味を出している。

将棋世界1999年1月号、カラーグラビア「第24回将棋の日」より。

この年の将棋の日イベントは、山形県の天童市市民文化会館で行われた。

第1部は「10秒将棋チャンピオン戦」で、出場棋士は、郷田真隆棋聖、井上慶太八段、丸山忠久八段、屋敷伸之七段。

第2部は「次の一手名人戦」で、佐藤康光名人と羽生善治四冠の対局。

1998年「将棋の日」余話。

井上八段、大ショック!

第1部は「10秒将棋チャンピオン戦」。一回戦の対戦相手は箱の中のヒモを引っぱり決めるという新趣向(ヒモが繋がってる者同士が対戦)。結果は、丸山-屋敷、郷田-井上戦。対局前のインタビューでは皆口々に「誰と当たっても強敵ですので・・・」と語っていたが、井上-郷田戦の最中に解説の谷川竜王が「みんな井上さんとやりたいと言ってました」と暴露。井上八段は一回戦負け、「途中で解説の方がへんな事を言うのでカーッときまして」(会場大爆笑)という関西兄弟弟子同士の仲睦じいやりとりもあり、決勝は郷田-屋敷戦で、屋敷七段の優勝。

名人はちょっと臆病?

第2部の「次の一手名人戦」は、対局者の羽生四冠と佐藤名人がスポットライトを浴び舞台中央にせり上がってくるという演出が見もの。写真は開幕前に二人に沈んでいってもらっているところ。「佐藤名人はリハーサルの時、怖くて脇息にしがみついていました」とこれも谷川竜王がポロリ。

丸ちゃん、舞台へ上る。

次の一手名人戦は3択で次の一手を当てるという全入場者参加のメインイベント。正解者が20名くらいになった所で舞台へ上ってもらったところ、その中に丸山八段の顔が・・・。「丸山さんも次の一手名人になってもうれしくないでしょう」と谷川竜王が言ってもニコニコ正解し続けている。対局者の佐藤名人はチラチラ後ろを振り返って気にしている。残り5人になった所でようやく(?)不正解。対局後佐藤名人は「僕と丸山さんは全く棋風が違うので当たらないと思いましたが、いやーあせりました」と。対局は熱戦の末、羽生四冠の勝ち。

—–

次の一手名人戦とはいえ、プロ棋士によって手が当てられたら、たしかに対局者は気になってしまうだろう。

当ててしまうのがニコニコしながら無口の丸山八段だから、より一層怖い感じがしてくる。

なおかつ本気で当てにきている。

谷川竜王の「次の一手名人になってもうれしくないでしょう」の言葉に発奮したかのごとく、丸山八段は翌期の名人戦で佐藤名人から名人を奪ってしまうことになる。

王位戦第2局対局場「中の坊瑞苑」

広瀬章人王位に羽生善治二冠が挑戦する王位戦、第2局は神戸市の「中の坊瑞苑」で行われる。→中継

「中の坊瑞苑」は、江戸時代よりの歴史が続く、有馬温泉の老舗旅館。

宿泊客を最大限にもてなすために、次のような特徴のあるサービスをしている。

  1. チェックイン13:00、チェックアウト12:00で最大23時間滞在できる。
  2. 静かな寛ぎの空間を保つために、利用・宿泊できるのは13歳以上から。
  3. 品数が多い料理を望まない場合は、量を少なくして質を良くした料理を用意してくれる。

若女将日記が月1回更新されている。

[館内の食事処]

館内には「料理茶屋 猪名野」がある。

昼食メニューは次の通り。

○温泉きぶん(稲庭うどん)

稲庭うどん、天婦羅、酢の物 、変り御飯、香の物、デザート

1,995円(税込み)

○四季

弁当、造り、変り御飯、お椀、デザート

2,940円(税込み)

○和牛すき鍋膳

和牛すき鍋、酢の物、御飯、香の物、デザート

2,625円(税込み)

○うな重膳

うな重 、酢の物、赤出汁、香の物、デザート

2,625円(税込み)

肉うどん、細巻き、デザート

谷川浩司九段が大好物だったという裏メニュー。

〔中の坊瑞苑での昼食実績〕

将棋棋士の食事とおやつのデータによると次の通り。

□2010年王座戦

羽生善治王座 ○

昼食 季節の弁当、ジンジャエール

夕食 寿司御膳

藤井猛九段 ●

昼食 ざるうどん膳

夕食 ざるそば大盛り 

□2010年王位戦

深浦康市王位(当時)、広瀬章人六段(当時)共に、

一日目 肉うどん 細巻 デザート

二日目 稲庭うどん 天ぷら ひじきの小鉢

□2008年王座戦

羽生善治王座 ○

昼食 ざるうどん定食(さんま押し寿司・細巻)

夕食 天ぷら定食

木村一基八段 ●

夕食 そば定食(さんま押し寿司・細巻)

〔昼食予想〕

広瀬王位は、第1局と同様、一日目と二日目同一メニューと読みたい。

羽生二冠は、第1局のさしみ定食、棋聖戦でのハンバーグ連続採用など、昼食に新機軸を取り入れつつあるように見える。

次のように予想してみたい。

広瀬章人王位

一日目 温泉きぶん(稲庭うどん)  

二日目 温泉きぶん(稲庭うどん)  

羽生善治二冠

一日目 和牛すき鍋膳

二日目 ざるうどん定食(さんま押し寿司・細巻)