佐藤康光九段とキウイを分析する

佐藤康光九段とキウイといえばあまりに有名な取り合わせだが、今日はその関係に迫ってみたい。

近代将棋2005年8月号、故・池崎和記さんの「関西つれづれ日記」より。

 感想戦が終わってから佐藤さんと和食の店へ。よく食べ、よく飲んで、おしゃべりもたっぷり。3時間ほど店にいて二件目はバーへ。佐藤さんはキウイのフルーツカクテルを注文した。

「ああ、キウイは佐藤さんの大好物でしたね。羽生さんとの王将戦のとき、おやつの時間にキウイばかり注文して、ネットでも”キウイ王将”と話題になってたっけ」

 僕がそう言ったら、佐藤さんは笑って「あれは周りがキウイ、キウイと騒ぐから、意地になってキウイを頼んでいたんですよ」と反論した。

「えーっ、そうだったんですか」

「そうですよ」

 意地っ張りの佐藤さんのことだ。たぶんホントの話だろう。でもキウイのカクテルをおいしそうに飲んでいるところを見ると、やっぱりキウイが好きなんですね。

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将棋棋士の食事とおやつのデータによると、佐藤康光九段のキウイ実績は次の通り。

2002年王将戦第1局 二日目午後:キウイ2個分21切れ○

2002年王将戦第2局 二日目午後:フルーツ盛り合わせに含まれる○

2002年王将戦第3局 一日目午後:フルーツ盛り合わせに含まれる● 

2002年王将戦第4局 一日目二日目午前午後:フルーツ盛り合わせに含まれる○

2002年王将戦第5局 一日目二日目午前:フルーツ盛り合わせに含まれる●

2002年王将戦第6局 一日目二日目午前午後:キウイ3個分(9~14切れ)○

2002年棋聖戦第1局 午前:キウイ●

2002年棋聖戦第4局 午後:フルーツ盛り合わせに含まれる○

2002年王座戦第1局 午後:フルーツ盛り合わせに含まれる●

2002年王座戦第2局 午前:フルーツ盛り合わせに含まれる●

2003年王将戦第2局 一日目二日目午前午後昼食:フルーツ盛り合わせに含まれる●

2003年王将戦第4局 二日目午前を除き:キウイ●

2003年棋聖戦第2局 午前午後:フルーツ盛り合わせに含まれる(キウイ多め)○

2003年棋聖戦第3局 午前:フルーツ盛り合わせに含まれる○

(2005年5月 上記飲み会)

2006年王位戦第2局 二日目の午後:フルーツ盛り合わせに含まれる●

2006年竜王戦第1局 一日目午後:フルーツ盛り合わせに含まれる○ 

2006年竜王戦第3局 一日目と二日目の午後:フルーツ盛り合わせに含まれる●

2006年竜王戦第6局 一日目の午前:フルーツ盛り合わせに含まれる○

2007年王将戦第2局 二日目の午後以外:フルーツ盛り合わせに含まれる●

2007年王将戦第3局 一日目午前:フルーツ盛り合わせに含まれる●

2007年王将戦第4局 二日目午後:フルーツ盛り合わせに含まれる●

2007年王将戦第5局 一日目の午前以外:フルーツ盛り合わせに含まれる○

2007年王将戦第6局 一日目と二日目の午前午後:フルーツ盛り合わせに含まれる○

2007年棋王戦第4局 午後:フルーツ盛り合わせに含まれる●

2007年竜王戦第1局 一日目と二日目の午後:フルーツ盛り合わせに含まれる● 

2007年竜王戦第2局 一日目と二日目の昼食時、キウイが加わる○

2007年竜王戦第3局 一日目と二日目の午前午後:フルーツ盛り合わせに含まれる●

2007年竜王戦第4局 一日目と二日目の午前午後:フルーツ盛り合わせに含まれる●

2007年竜王戦第5局 二日目の午前:フルーツ盛り合わせに含まれる○

2007年竜王戦第6局 一日目午後と二日目午前:フルーツ盛り合わせに含まれる●

2008年棋王戦第3局 午前:フルーツ盛り合わせに含まれる ● 

2008年棋王戦第4局 午後:フルーツ盛り合わせに含まれる ○

2008年棋王戦第5局 午後:フルーツ盛り合わせに含まれる ○(防衛)

2009年棋王戦第5局 午前:フルーツ盛り合わせに含まれる ●(失冠)

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佐藤康光九段は2004年と2005年にキウイを封印しているが、2006年棋聖戦で永世棋聖を獲得した後は、キウイに回帰している。(主催者や旅館が気を利かして、フルーツ盛り合わせにキウイを入れるようにしているかもしれないが)

1回のおやつあたりキウイ2個分以上頼んでいる時の勝率は10割。

これは鉄板の必勝パターンと言える。

一日制の場合は午前午後の2回、二日制の場合は4回と、フルタイムでキウイを注文するのも佐藤九段の必勝パターンだったが、2007年の竜王戦で渡辺明竜王がこれを打ち破っている。

フルーツ盛り合わせの中にキウイが含まれているだけの時の勝率は微妙。

佐藤康光九段が今度タイトル戦に出場する時は、1回のおやつあたりキウイ2個分以上の注文など、キウイを再びブームにしてほしいと思う。

王位戦第1局対局場「賢島宝生苑」

広瀬章人王位に羽生善治二冠が挑戦する王位戦、第1局は三重県志摩市の「賢島宝生苑」で行われる。→中継

賢島宝生苑」は、真珠の海に抱かれた和風リゾート旅館。伊勢志摩の旬を盛り込んだ料理や美しい海の景色を眺めながらの入浴などが楽しめる。志摩スペイン村のオフィシャルホテル認定宿。

〔賢島宝生苑の昼食メニュー〕

賢島宝生苑の料理は、伊勢志摩の旬が盛り込まれているのが特徴。

・伊勢海老 (旬:秋、冬)

海の幸の王様、伊勢海老。本場の伊勢海老は身がギュッと詰まっていて、刺身だけでなく、焼いても、煮ても、おいしい。

・鮑 (旬:春・夏)

伊勢志摩産の鮑は、伊勢湾と熊野灘からの栄養豊富な黒潮の恩恵を受けた海藻をエサに育つので、肉厚で食感が格別。海女さんが丁寧に収穫する旬の食材だ。

・あのりふぐ (旬:冬)

100%地元で揚がった体重700㎏以上の天然トラフグ。

館内のレストランは「英虞のうみ」。

会席料理中心だが、ランチメニューも用意されている。

海の幸ピラフ(サラダ&コーヒー付) 1,800円

海の幸カレー(サラダ&コーヒー付) 2,200円

海鮮ちらし寿司(小鉢・お吸物付) 1,200円

〔昼食予想〕

王位戦に合わせて、上記3メニューに加えて麺類のメニューが準備されているとも考えられる。

広瀬王位は、昨年の王位戦ではカレー、うどん・そば系の採用が目立った。また、二日目は重くないメニュー。

一方の羽生二冠は、棋聖戦のハンバーグ連採連勝で新たな不敗メニューを構築中だが、伊勢においては海鮮系中心と思われる。

予想は次の通り。

広瀬章人王位

一日目 海の幸カレー 

二日目 天ざる

羽生善治二冠

一日目 海の幸ピラフ 

二日目 海鮮ちらし寿司