2013-09

読む

羽生善治四冠(当時)「ええもちろん、もちろんですよ」

宝石2002年12月号、湯川恵子さんの「将棋・ワンダーランド」より。 夏は王位戦。久しぶりに谷川と羽生の七番勝負だ。  羽生善治四冠は相変わらずタイトル戦の常連だが、挑戦者の谷川浩司九段は昨年の名人戦以来1年ぶりの登場。たった1年で長いブラ...
詰将棋

若島正さんの一手詰

月刊宝石2002年10月号、湯川恵子さんの「将棋・ワンダーランド」より。  若島さんは、いくつ解答があるかわからないあの、知恵の輪みたいな人だ。  将棋のおかげで知り合って、全国赤旗名人や読売アマ日本一戦(現アマ竜王戦)準優勝が私の知る最初...
棋士のエピソード

真部一男八段(当時)「売れない芸能人みたいに来る仕事を全部引き受けるからだよ」

将棋世界1991年4月号、鈴木輝彦七段(当時)の「対局室25時・・・in 東京」より。  控室に顔を出すと、中原名人が来ていて、「どう、忙しいですか」と言われたので、「なれない原稿で疲れます」とお答えした。すると、いつの間にか真部さんが居て...
読む

郷田真隆五段(当時)「小林宏五段は、私の好きな先輩のひとりです」

近代将棋1994年1月号、郷田真隆五段(当時)の順位戦自戦記「小林五段と戦う」より。 今期の順位戦も早くも6局目を迎え、中盤の難所といえる辺りにさしかかってきた。  ここまでの私の成績は4勝1敗。  まずまずの成績ではあるが、やはり順位戦で...
棋士のエピソード

升田幸三実力制第四代名人「普通の手というのは何ですか。僕には分からん」

近代将棋1991年6月号(升田幸三実力制第四代名人追悼特集)、東公平さんの「偉大な棋士を偲ぶ」より。  天才、鬼才、反骨、悲運、毒舌、新手の創造者―升田さんにつけられた”冠詞”は数多かったけれど、なんかちがうな、という気もする。むろん、人間...