2018-11

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藤井猛九段「ややシラけていたのかもしれませんね」

将棋世界2005年10月号、高橋呉郎さんの「感想戦後の感想 藤井猛九段」より。  首を差し出したまま、相手が斬ってくれないときの心境は、どんなものか。平成14年3月、A級順位戦最終局のテレビ中継を観ながら、そんなことを考えさせられた。  図...
自戦記

大山康晴十五世名人の振り飛車第一号局

近代将棋1982年2月号、大山康晴十五世名人の連載講座「居飛車か振り飛車か」より。聞き手は前田祐司六段(当時)。 昭和25年1月 ▲前名人 塚田正夫 △八段 大山康晴 ▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩▲2五歩△3三角▲4八銀△3二銀▲5六歩...
奨励会

1983年度入会奨励会員への20の質問

将棋マガジン1984年1月号、「昭和58年度奨励会入会者決定!難関を突破した19名に20の質問」より。プロ入りした奨励会員を抜粋。 1級 櫛田陽一 昭和39年12月9日生まれ 18歳 東京都出身 田丸昇七段門下 ①いつ将棋をおぼえたか 中学...
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17歳の天才少年が抱いていた不安

近代将棋1982年6月号、木屋太二さんの米長邦雄棋王-櫛田陽一アマ五段(角落)観戦記「天才の世界」より。  今月の挑戦者は東京の櫛田陽一君。17歳。17歳といえば少年である。しかしこの少年、ただの少年ではない。いま売出し中の天才少年である。...
アマ列伝

小池重明読売日本一(当時)「何時になったら狼になりうるのか、一生なれないのではないか」

近代将棋1982年12月号、小池重明読売日本一(当時)の連載随筆「将棋と酒」より。  狼は自らの力で傷をいやすという。私は酒の力を借り、友の力を借り傷をいやそうとしたが......まだ奥のほうでズキン、ズキンと脈を打っている感じだ。何時にな...