将棋世界1991年10月号、読者のページ「レタープラザ」より。
頑張れ!郷田四段
将棋世界9月号「棋士交遊アルバム」をみながら「……………ウーム……………」。
はっきり言って郷田四段は文句ナシに「かっこいい!」(うんうん、前から気になっておったが)。
対局中のカターイ表情からは想像もつかないほどの、対局を離れた時の優しいお顔には、びっくりです。目がとても良いと思います。こんな私みたいなオバサンから好かれても困ると思うけど(グスン)せめて応援させて下さいね。
ガンバレガンバレごーだ!
ガンバレガンバレGOだ!
〔長崎県 Mさん 28歳〕
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まだタイトル戦に登場する以前の郷田真隆四段(当時)が、すでに女性から注目を浴び始めていたのだから、いかにインパクトが大きかったのかが分かる。
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28歳の女性がオバサンとは全く思えないが、この時点での郷田四段が20歳なので、相対的にこのような表現になったのだろう。
せめて の部分が小さい文字になっているのも意地らしい。
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Mさんが書いている将棋世界9月号「棋士交遊アルバム」は、「棋士交遊アルバム 郷田真隆&島崎和歌子」という対談。
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将棋世界1991年10月号、大野八一雄五段(当時)の「公式棋戦の動き」より。
最近、郷田の調子が変だ。
昨年度あれだけコンスタントに各棋戦で星を稼いでいたのに今年度は夏場を迎えるあたりから勝てなくなってしまった(それでも並のCクラスより成績は上)。
業界が栄えるには女性ファンをどんどん増やすことが肝心なのである。
それには、女性受けする端正な顔立ちで、しかもあまさも加わったマスクが必要なのだ。
そういう意味でも郷田にはもっともっと頑張ってもらわねば困る。
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この頃、将棋マガジンでは次のような記事も書かれている。
→「この番組を見ていた女性ファンが将棋の内容はそっちのけで、郷田の顔ばかり見ていたという」
複数の郷田ファンの女性からの将棋世界読者欄への投稿は、この後も続く。
1994年→郷田五段(当時)にひと目ぼれ
1996年→郷田六段(当時)へのファンレター