2017-11

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森雞二八段(当時)「アホ、バカ、トンマ、間抜け」

森雞二九段を語った名文章。そして、見えてくる森雞二九段の個性と魅力。 将棋世界1986年10月号、中平邦彦さんの「痛恨の一局(森雞二九段の巻)」より。  司馬遼太郎さんの紀行文に『竜馬と酒と黒潮と』というのがある。土佐人の気骨を見事にとらえ...
随筆

なかなか自分の家に帰らない森雞二九段

将棋世界2004年7月号、写真家の弦巻勝さんの「あの日、あの時、あの棋士と」より。  森さんは僕に会うと、自分の家に、なかなか帰らない。お酒を呑むと僕達は麻雀をしたくなる。  で、だれかに電話して適当な雀荘で、これまた呑みながら麻雀をします...
インタビュー・対談

深浦康市八段(当時)「C級の将棋は若くて勢いがある。B級は殺し屋的存在が多い。これがA級になると、バランスが取れているんです」

深浦康市九段が11月3日の王将戦挑戦者決定リーグ戦、対斎藤慎太郎七段戦に勝ち、19人目となる公式戦通算800勝(将棋栄誉敢闘賞)を達成した。 →深浦康市九段、800勝(将棋栄誉敢闘賞)達成(日本将棋連盟) 公式戦通算800勝を達成した棋士は...
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藤井システム誕生前夜の一局

将棋世界2004年4月号、アサヒスーパードライの広告「新手が生まれる時 藤井猛九段」より。 藤井システム誕生前夜の一局  居飛車穴熊の出現によって、振り飛車党は壊滅的な打撃を受けた。かつて玉の堅さを生かして勝った振り飛車が今度は玉の堅さで負...
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愛しきK七段(当時)

将棋ジャーナル1984年1月号、才谷梅太郎さんの「棋界遊歩道」より。  K七段は大変な自信家である。今は下位に甘んじているが、その自信はいっこうに衰えない。  将棋の実力も、自分では名人級と信じているようである。石田和雄八段(当時六段)との...