豪快で野蛮な一手

将棋世界2004年7月号、「第17期竜王戦 ランキング戦3組」より。

 準決勝第1局は深浦康市朝日-森雞二九段戦。森の四間飛車に深浦の居飛車穴熊。

 3図は森が▲9五歩と端を突いた局面。

3図以下の指し手
△8三飛▲9七角△9五歩▲5三角成△同金▲9四銀(4図)

 ▲9七角~▲5三角成とバッサリ切り、▲9四銀!が森の狙い。

 以下△8一飛▲9三銀不成△7八角▲5七飛△9三香▲6二角と進んだ。

 豪快な棋風の森らしい構想で、難敵の深浦を攻め倒し、本戦出場決定。

* * * * *

結果的に、▲9七角に△9五歩ではなく△7一角が良かったのだろうか。

どちらにしても、すぐには思いつかない筋だ。

森雞二九段は「終盤の魔術師」と呼ばれているが、中盤だけれども魔術をかけたような手順。

豪快というか、野蛮というか、とにかく嬉しくなるほど森雞二九段らしい。

 

コメントを残す