近代将棋1982年4月号、「編集手帳」より。
米長棋王と対局中の某九段、相手が席をはずしたので、いつものクセで相手側に立って腕組みをして盤を見つめた。この時、同室の人達はあきれてしまったという。相矢倉の駒組みが終わったあたりで局面は先後が全く同型でした。
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某九段が加藤一二三九段であることは明らかだが、この文章を読むと、相手側から盤面を見るひふみんアイは、相手の気を読むことにも主眼が置かれているのではないかと感じられる。
気合い、あるいは対局中のペース作りも含まれているかもしれない。
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この「編集手帳」は最終ページで、そのすぐ左隣(表3)に大泉書店から出版されている加藤一二三九段の著書の広告が掲載されている。
某九段と書かれた某の答がすぐ左に書かれているような雰囲気だ。