カド番時の羽生善治四冠の勝敗を調べる

王将戦第4局は、久保利明棋王が羽生善治王将を破り、久保棋王の3勝1敗、羽生王将は1勝3敗でカド番となった。

2000年以降の二日制タイトル戦で、羽生四冠が第4局目でカド番になったケースを調べてみた。

結果は、第4局目で1勝3敗になったことが9回あり、9回とも七番勝負は敗れているというものだった。

  • 2008年王位戦(対深浦康市王位)1勝3敗から3勝4敗となり、奪還ならず
  • 2007年王位戦(対深浦康市王位)1勝3敗から3勝4敗となり、防衛ならず
  • 2005年名人戦(対森内俊之九段)1勝3敗から3勝4敗となり、奪還ならず
  • 2004年名人戦(対森内俊之九段)1勝3敗から2勝4敗となり、防衛ならず
  • 2004年王将戦(対森内俊之九段)1勝3敗から2勝4敗となり、防衛ならず
  • 2003年王位戦(対谷川浩司九段)1勝3敗から1勝4敗となり、奪還ならず
  • 2002年王位戦(対谷川浩司九段)1勝3敗から1勝4敗となり、防衛ならず
  • 2001年王将戦(対佐藤康光九段)1勝3敗から2勝4敗となり、防衛ならず
  • 2000年竜王戦(対藤井猛九段)1勝3敗から3勝4敗となり、奪還ならず

羽生四冠にとって歓迎すべからざるデータだが、第5局に勝つと、状況は変わってくる。

羽生四冠が、第5局目からカド番(2勝2敗→2勝3敗のケース)になった時は、2009年名人戦(対郷田真隆九段)、2009年王将戦(対深浦康市王位)、2005年王位戦(対佐藤康光九段)、2002年竜王戦(対阿部隆八段)の4回とも、その後2連勝して4勝3敗としている。

第5局の時点でカド番だった時として七番勝負の成否を集計しなおすと、

2009年以降 2回中2回防衛成功

2008年以降 3回中2回防衛成功

2007年以降 4回中2回防衛成功

2005年以降 6回中3回防衛成功 

という見方ができる。

(ちなみに、3勝3敗で最終局を迎えた時の羽生四冠の七番勝負の成否は、2005年以降9回中5回防衛・奪還に成功)

とはいえ、王将戦第5局は羽生四冠にとって剣が峰。

もし、羽生王将がここから防衛できた場合には、羽生四冠にとってこの10年間で初の1勝3敗からの防衛・奪還ということになる。

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昨日の二日目版昼食予想と結果は次の通り。

羽生善治王将

(予想)蕎麦は出雲の名物なので、羽生王将は普通なら天ぷらうどんと行きたいところを「天ぷらそば」を頼む可能性が強い。シーフードスパゲッティやシーフードピラフの可能性もあるが、ここは「天ぷらそば」一本に絞りたい。

→(結果)シーフードピラフ

久保利明棋王

(予想)久保棋王は、前回の島根県での対局同様「天ぷらそば」を頼むかどうかが別れ道だが、ご飯系の注文になると予想したい。トンカツカレー、天麩羅丼なども後ろ髪を引かれるが、「島根和牛のステーキ丼」に絞ってみる。

→(結果)チキンカレー

一本に絞ったのが敗因だったが、羽生王将のメニューについては候補に入っていたので、まあまあと思いたい。

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昨日の記事中のリンクの中で最もクリック数が多かったのが、竹内まりやさんの実家の旅館の写真(写真の旅館)で、妖怪汁、ねずみ男汁、猫娘汁「妖怪汁」など鬼太郎関連ドリンク試飲レビューの7倍の数だった。

竹内まりやさんの人気が高いことを実感した。