鍋奉行

将棋マガジン1990年1月号、大崎善生さんの編集後記より。

「いればいたで(具を入れる順番とかで)うるさいし、でもいなければこれもまた困る」。某日奉行抜きで、鍋を囲んでいた時、将世のH山さんがポツリと一言。もちろん自他共に認める天才鍋師(そんな言葉あったかな)N五段の不在を嘆いた言葉です。その存在はN五段抜きで、鍋をつつく行為が、まるで悪いことをしているかのように思わせる程に圧倒的なのです!! 鍋の季節はカゼの季節。御自愛下さい。

—–

N五段が誰なのか調べてみた。

この当時のN五段は、

沼春雄五段、中田宏樹五段、中田章道五段。

中田章道五段は名古屋在住、中田宏樹五段は25歳だったので奉行には早すぎる。

そういうわけで、沼春雄五段が天才鍋師であったということになる。

—–

今日は鍋について考えてみたい。

寄せ鍋

寄せ鍋、鍋料理の一つ。汁を入れた鍋に野菜や魚介類など様々な材料を入れて煮込むもの。 一言でいえば、具としては何でもありの鍋。鍋奉行が一番活躍できる鍋だ。

ポリシーが感じられず、個人的には、能動的に食べたい鍋ではない。

ちゃんこ鍋

相撲部屋で食べられる鍋。体を作る目的もあるので、寄せ鍋に比べると肉系の具が多くなっている。

私が一番のお薦めのちゃんこ料理店は、中野にある「力士」。ここの味噌味のちゃんこ鍋は、鍋嫌いの人(私)が何度でも食べたくなるほどの絶品。

湯豆腐

鍋奉行殺しの鍋が湯豆腐。非常にシンプルな鍋だ。

鴨鍋

食べたことはないが、鍋奉行の活躍が必要そうだ。

水炊き

博多の料理。鶏肉や骨から出る旨味を生かすために、他の調味料を使わずに水から煮立たせるのが本来の調理法。

水炊きはシンプルでありながら非常に美味しいと思う。

高級店だが、真剣に水炊きを食べるなら、築地の「新三浦」がお薦め。

すき焼き(牛鍋)

私は、東京に出てくるまで、すき焼きを生玉子につけて食べるとは知らなかった。

しゃぶしゃぶ

肉を食べる際に、ごまだれ派とぽんず派に二分される料理。

私はごまだれ派。

美味しいごまだれにラー油をたっぷり入れて刻みネギも沢山いれると、どのような普通の肉でも非常に美味しく食べることができる。

もつ鍋

福岡県の郷土料理が発祥。

バブル崩壊後の1992年からブームが始まった。

よく考えてみると私は食べたことがないかもしれない。

てっちり

丸山九段が竜王戦第4局の朝食で食べたのもこの鍋。

フグが主な食材。個人的には鍋が終わった後のフグ雑炊のほうが美味しいと感じる。

かき鍋

カキをベースにした鍋。

鍋の内側に味噌を塗って煮ると土手鍋になる。

私はカキフライは好きだが、それ以外の牡蠣料理は全くの苦手なので、まだ食べたことはない。

すっぽん鍋(まる鍋)

食べたことはない。

何か、健康食品や薬のようなイメージがする。

あんこう鍋

一度だけ水戸で食べたことがある。

個人的には苦手な鍋だった。

石狩鍋

石狩鍋、鮭を主材料とした北海道の郷土料理。

北海道には何度も行っていた時期があったが、まだ食べたことはない。

—–

要は、私には好きな鍋が少ないということだ・・・

「鍋奉行」への2件のフィードバック

  1. 天才鍋師は間違いなく沼流であります。
    鍋の席に沼流が居てくれるとほんとうに助かりました。
    ただ、鍋奉行というのは一つの鍋を囲んで一人であればよいのですが、これが二人居るとなるとえらいことになりますですね。

  2. きたろうさん
    やはり沼先生でしたか。
    いかにも鍋奉行らしい雰囲気がありますよね。

コメントを残す