読む 真部一男八段(当時)「将棋指しが変わって見えるのは、通常よりも右脳を使う頻度が高いので、その分左脳を使い切っていないせいかもしれない」 将棋世界2001年4月号、真部一男八段(当時)の「将棋論考」より。 この間、観戦記の大ベテラン田辺忠幸氏と雑談していて、何の話の流れだったか、将棋指しは変わっているからねと笑顔で云われ、そうですね、と妙に納得させられた。 田辺さんは50... 2016.10.28 読む
読む 丸山忠久名人(当時)「これで終わってしまうのか、このまま負けてしまうのか、身体全体が大きくこれを拒絶した」 将棋世界2000年9月号、丸山忠久名人(当時)の「名人戦を振り返って」より。 今回の名人戦が始まる前、そこには、希望、期待に満ち溢れた自分がいた。もちろん、名人位を取れる、取れないといった類のものではない。何か楽しいことが起きるのではない... 2016.10.27 読む
随筆 田丸昇新四段(当時)「山田先生は今天国で何をなさっているのだろう」 将棋世界1972年5月号、田丸昇四段(当時)の随筆「独り言」より。 ”この七年間何をやってきたのだろうか” 酒井君との運命の決戦を終えた夕方、喫茶店で一人コーヒーをすすっていると思わず口に出た。興奮と虚脱が入り混じってそれ以上は言葉になら... 2016.10.26 随筆
読む 木村一基五段(当時)が綿々と嘆く 将棋世界2000年12月号、河口俊彦七段(当時)の「新・対局日誌」より。 勝又五段や飲み友達を探していた木村五段が帰り、控え室はひっそりしてきたが、夕方ころは賑やかだった。 丸山名人、藤井竜王、島八段などのスター棋士の対局があって、それ... 2016.10.26 読む
棋士のエピソード 村山聖八段(当時)が東京へ出てきた年の何気ない日の光景 将棋世界1995年11月号、大崎善生編集長(当時)の「編集部日記」より。 9月18日(月) 森下八段、村山八段、森信六段、日浦六段らとコーヒータイム。棋士が集まると、まるで川が必ず海に流れるように、話題は羽生善治になる。不思議なくらいに必... 2016.10.25 棋士のエピソード