2017-04

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木村義雄十四世名人「御趣旨は誠に有難いが・・・だが、木村の将棋が他人にわかりますかい」

将棋世界1982年7月号、大修館書店の山本茂男さんの「茅ヶ崎だより ―最近の木村十四世名人―」より。 他人に分かりますかい!  茅ヶ崎は東海道線を下りで一時間。夏は海水浴客でにぎわうところである。駅を左手に降り、タクシーに乗って「木村名人の...
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木村一基五段(当時)「いやあ、ひどい目に遭いました」

将棋世界2002年1月号、河口俊彦七段(当時)の「新・対局日誌」より。  大崎善生君が『将棋の子』で講談社ノンフィクション賞を受賞し、東京會舘で授賞式があった。  出かけると、例年とちがって将棋界関係者がやたら多い。文壇のパーティーのつもり...
将棋ペンクラブ

将棋ペンクラブ関西交流会のご案内(2017年)

将棋ペンクラブ関西交流会が5月4日(木・祝)に行われますので、ご案内いたします。 (参加申込み等は必要ありません。会員でない方の参加も大歓迎です) 〔日時〕 2017年5月4日(木・祝)13:00から (何時からでも参加可能です) 〔場所〕...
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3分で理解できる大山将棋と升田将棋の違い

将棋世界2002年1月号、真部一男八段(当時)の「将棋論考」より。 4図以下の指し手 ▲9七歩△3五歩▲同角△9七香成▲同香△同角成▲同桂△9六歩▲9八歩△3四香▲4五桂△3五香▲3三桂成△同金寄▲3五銀△3四歩(5図)  ▲9七歩は至当だ...
棋戦

二上達也棋聖(当時)「10回目てのは危ないんですよ」

将棋世界1982年5月号、「名人戦、私はこう見る 各界予想アンケート」より抜粋。  第40期名人戦の挑戦者はいよいよ加藤一二三十段に決まった。現在の中原誠名人にとっては最大の難敵といって過言ではあるまい。戦いを前にして中原名人は意外に余裕の...