2012-01

自戦記

振らぬなら、振らせてみよう(前編)

第一期竜王戦六組決勝は佐藤康光四段-先崎学四段戦だった。昨日の記事で出てきた二手目△3二金が初めて指された一局だった。将棋マガジン1990年4月号、リレーエッセイ「忘れ得ぬ局面、忘れたい局面 先崎学四段の巻」より。 決勝の相手は憎っくき佐藤...
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暗闇に消えた羽生善治五段

とても印象的な作品。近代将棋2001年2月号、故・池崎和記さんの「私を変えたこの一手 浦野真彦七段の巻」より。 昭和63年11月―。羽生善治とのC級1組順位戦を控えた浦野真彦は、対局前日になっても作戦を決めかねていた。 鳴り物入りでプロデビ...
棋士のエピソード

1988年の福島村日記

将棋ペンクラブ会報3号(1988年夏号)、故・池崎和記さんの「福島村日記」より。池崎さんは後年、近代将棋で「福島村日記」を連載するが、この「福島村日記」はその第1回ともいうべき原稿。某月某日 森信雄五段が憤慨している。中国語の語学勉強のため...
インタビュー・対談

将棋に憑かれた男

西本馨七段が亡くなられた。享年88歳。→棋士の西本馨さん死去 視力に障害負いながら活躍西本馨七段は視力に障害を負いながら1948年にプロ棋士になり、1973年引退。引退後は舞鶴で将棋道場を開いていた。将棋ペンクラブ会報にも、昔の思い出話を寄...
棋士のエピソード

ゲのゲの鬼太郎、など

元・近代将棋編集長の中野隆義さんから貴重なコメントを複数いただいているので、今日はその紹介をしたい。-----芹沢博文九段、逝く(前編)へのコメント芹沢流にはマージャンと碁でずいぶん可愛がってもらいました。私めが大変に気に入っている「きたろ...