近代将棋1982年4月号、木屋太二さんの米長邦雄棋王-諏訪寛アマ四段(飛落)観戦記「華麗なる決め手」より。
今月の挑戦者は諏訪寛さん。東京の青山学院大学の3年生。棋力は四段で、現在将棋部の部長をしているそうだ。21歳。
「手合は?」と棋王。
「飛落ちでお願いします」と諏訪さん。
盤側には応援団が4名。棋王が気さくに話しかける。
「青学には可愛い女性が多いですか、私ごのみの」
「それはもう、いっぱいいますよ」
「やさしい中年に誘われたいという女性を紹介してくれますか。それによっては指し方がちがうよ」(笑い)
棋王得意のジョーク。諏訪さんもこれでだいぶリラックスしたようだ。
(以下略)
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この対局は米長邦雄棋王(当時)が勝った。
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青山学院大学には綺麗な女性が多いのではないだろうか、という印象はたしかにある。
大学のある青山に近い渋谷のイメージからなのか、ミッションスクールであるイメージからなのか、とにかく昔からそのような印象だ。
実際に、芸能界で活躍している青山学院大学出身の女性も多い。
将棋界的にはこの当時、谷川治恵女流二段(当時)、真部一男九段と結婚した草柳文恵さん、が青山学院大学出身だった。